小学生になったとき、わが子を「算数ができる」子にする2つのポイント

入学後の算数を得意にする2つの「力」

将来、灘や東大寺学園といった最難関の学校に進学してくれる子に育ってほしい。
でもそんな優秀な子はほんの一握り。
わが子もその中に入ってくれないだろうか。

親なら誰しもこんな願望を、一度は持つかもしれません。

ですが、現実は厳しく、有名進学塾に入れて、朝から晩まで勉強に明け暮れる毎日を子供に強いても、実際に最難関の中学校に合格できる子はわずか。

早々にあきらめる人も少なくありません。

ですが、次の2つの「算数力」のもとを、幼いうちから磨いていくことができれば、将来の子供の「算数力」は伸ばせます。

その2つの「力」とは

① 数に対する感覚

② 図形の認識力

こういった感覚や認識力は,なかなか容易に身につきません。

子どもが幼少の時期から、意識的にいろいろなことに触れさせていくことがかなり重要でしょう。

順に説明します。

数に対する感覚

一つ目は,数に対する感覚を身につけること。

今、ここにおはじきが7個あるとします。 あと何個で10個になるでしょう。

大人であればだれでも簡単に答えられます。小学生の1年生ぐらいの子でも,半分以上の子供は即答できる問題です。

ところが,即答できない子がいます。

紙にイチイチ筆算を書かないと求められないような子もいたりします。
指を折って数える子もいますよね。

答えは出しているけど,頭の中に筆算を書いている子も多いですね。

こういう筆算をすべて否定するつもりはありません。

しかし。

何でもかんでも筆算で,という計算の仕方をさせた結果,ごくごく単純かつ簡単な計算まで筆算で処理しようという子も現れます。

その結果,算数の頭,思考力がなかなか鍛えられません。

計算練習を何度やっても、計算は多少早くなるかもしれないですが、「数に対する感覚」は置き去りになってしまいます。

計算はイメージを大切にしないといけません。

イメージを頭に浮かべる練習は,小学校になるころまでにできるようにしたいところです。

そのためには,ブロックや積み木を組み立てては崩すというだけではなく,数を数えさせてみる。

小銭があれば数を数えて同じ種類どうし積み重ねる。

自動車で旅行に行ったら,出会った車の数を数える。

カウントダウンして10台目の車の色をクイズにして遊ぶ,・・・などなど。

身の回りのもので利用できるものはたくさんあります。

一桁の数どうしとか、一桁の数と二桁の数をくっつけたり、差を考えてみたり、親と子が一緒に遊びながらでも身につくようにさせる方法はいくらでもあります。

意識してさせる、考えさせる(考えることで脳が成長します)など、日常生活の中で楽しく取り組ませてあげましょう。

「指の数」と「指と指の間の数」が1違うことなどにも注意を向けさせたりもできます。

立体や平面の図形感覚

2つ目は、図形感覚です。

先に書いた、ブロックや積み木。組み立てては壊すという作業。作業を通じて、立体の持つ性質が身につきます。イメージも持ちやすくなります。

折り紙も役に立ちます。

図形の感覚はふだんからどの程度図形と向き合って、図形に触れていたかで変わってくるところだと思うので、幼少期は遊びの中で図形との触れ合いを増やしていくといいでしょう。

身の回りにあるものが教具

生活の中で、身近にあるものを教具にして、遊びながら図形の認識力を育てることは、誰にでもできることです。

ティッシュペーパーの箱も、トイレットペーパーでも教具になります。

わざわざ高いお金を出して教材や教具を購入しなくても、身近にあるもので十分代用できます。

身の回りにあるのもので、楽しく遊ぶことが大切です。

 

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