幼いうちからの親の働きかけ次第で、子供の語彙力は増やせる

言葉の数は非常に大切なんです!

子供の,勉強ができる,できないていうのはどのあたりで決まるのでしょう。
カギになることの一つに「言葉の数」というのがあるように思います。

ぼくたちは,何かを考えるとき,母国語(日本人なら日本語)で考えます。
そのとき,語彙力が貧弱であれば,考えることの広がりなり,考える手がかりなりが限られてくるように思います。

小学校入学時点で,言葉数の多い子は7000語も8000語も持っているのに対し,少ない子では3000語程度というのを聞いたことがあります。すでにこの段階では歴然とした差がついています。
中学受験はそういった部分もベースになっていくのですから,極端なことを言えば,小学校入学時点でその先,少なくとも小学生の間の成績が決まってくるといっても過言でないように思います。

であれば,小学校に入学するまでに言葉数を十分増やしておきたいですね。

「言葉数が多い」=「口が達者」ではない

ここで注意してほしいのは「言葉数が多い」=「口が達者」ではないということ。
口数が少なくても語彙を豊富に持っている子もたくさんいますし,口が達者な子でも語彙力が貧弱な子は多いです。

語彙力はどうしたらつきますか?

さて,それならどういう幼少期を過ごせば言葉数が豊富になるのでしょう。

一番大切なのは,親のかかわり。

小さいころからの話しかけ,読み聞かせ,これが大きな役割を果たします。

実際の年齢相当の絵本を読み聞かせするのも大切でしょうが、管理人は1つ2つ上の年齢を想定した本を読み聞かせることをおすすめします。

使われている言葉は、少し難しいかもしれませんが、同じ言葉に何度も触れていくと、何となく知った言葉のような感覚が、子供の頭の中に作られます。

それに、読み聞かせだと、「これ、分かりにくいかも」という箇所で立ち止まって、親が解説してあげることもできます。

この繰り返しで、子供の語彙力は伸ばせます。

しかも、次々新しい言葉が出てきても、その新しい言葉を子供はすでに持っている言葉を使って理解していきますから、言葉は知れば知るほどさらに言葉の世界が頭の中に広がっていくのです。

こうして、どんどん新しい言葉に触れていくと、それを使って徐々に抽象的な思考にも移行しやすくなっていきます。

中学受験というのは、こういった「頭の中の大人化」が早くできている方が圧倒的に優位に立てる競争なので、こういった語彙力のつけ方をしっかり意識しておきましょう。

そのために、何も幼少期から塾に行かせる必要はありません。
両親が協力して話しかけや読み聞かせをやってあげたり,おじいちゃんやおばあちゃんに子供の話し相手になってもらうのもいいと思います。

このあたりのヒントは後日書きたいと思います。

幼児期からさせておきたい①

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