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大学合格実績も1つの目安ですが…

毎年、サンデー毎日や週刊朝日などの週刊誌に、その年の高校別大学受験結果が掲載されます。

中学受験で志望校を選ぶ際には、みなさん、こういった情報も参考にしますよね。

ですが、大学受験がすべてではないこと、大学受験の結果が必ずしもその中学・高校だけの力ではないことはみなさんご存知ですよね。

大学受験のためだけの学校なのか

将来、わが子は、東大や京大といった有名難関校にぜひ合格してほしい、医学部医学科に合格しお医者さんになってほしい。そのために今、投資をしているという意識でせっせと塾通いされ、難関有名私立中学の合格を目指している、そんな保護者の方は多いのだと思います。

実際、かつて指導していた塾の四天王寺コースでは、受験に向けての面接練習などもやっていたのですが、コース受講生約20名のうち、親やおじいちゃんが医者で、私も医者を目指しているので四天王寺に行きたいと志望動機を語った子供が、なんと8割近い15名に上りました。

東大寺・星光コースを担当していたときも同様でした。

どちらも面接はないのですが、子供たちと話をしていると、家が病院、親が医者というご家庭が本当に多かったのです。

さて、そういった子ら、保護者らが、中学受験で成功し次に取る行動は、大学受験のための塾を探すこと、なんです。

管理人の周りでは、研伸館や鉄緑会が人気で、たまに顔を合わせる教え子に聞くと、クラスの大半がそういった塾に通っていると言います。

中学に入って、素晴らしい環境の下、素晴らしい教師や友人に恵まれ、勉強やクラブ活動を一生懸命やって、6年後希望の大学に合格していく。

管理人が高校や大学のころはそれが普通でした。

それどころか、この業界に入り、何年間かの教え子は、それが普通でした。

そしていつからか、それまで普通だったことが普通でなくなり、普通でなかったことが普通になってきました。

最難関や難関の中学・高校の魅力は大学進学実績だけではない!

子供たちは中学・高校で精神的にも肉体的にも大きく成長します。

そこで豊かな心を大きく育てていくことが、将来の糧になっていきます。

中学・高校の6年間で生涯の友や生涯の恩師に出会うことだってあるでしょう。

勉強するなとはもちろん言いません。勉強も必死でやるべきです。

ですが、それだけでなく、クラブ活動も一生懸命やり,クラスのみんなとの交流も大切にする。そうした日々の生活の中での多くの経験の中で,切磋琢磨していく。

難関中学には,強烈な個性を放つ子もたくさんいます。そういった子たちは自分自身を磨いてくれます。個性豊かな先生方も多くいます。

そういった人たちとの出会いは,いわば人生における宝物です。

これこそが難関中学・高校に進む大切な意味であるように思います。

そうして人間力に磨きをかけてこそ,将来,人生をかけるべき仕事に出会った時にも挫けずに前を向いて進んでいける力がはぐくまれていくのではないでしょうか。

志望校を考えるとき

ですから、志望校を考えるときには、「大学実績が・・・」という点だけでなく、わが子がその学校で大きく成長させてもらえるか、この点を強く意識してほしいと思います。

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