国語の能力を伸ばす言葉数
言葉数を増やす工夫をしましょう。
そのためには,「言葉かけ」や「読み聞かせ」がとても重要だったりするわけで・・・
・親がきちんとした言葉を使う。
・テレビやビデオはうまく使わないと危険。
・読み聞かせは毎日。同じ本を何度も読んでやっていい。子供が暗誦するぐらいでちょうどいい。
日本人として初めてノーベル賞を受賞した湯川秀樹博士は、幼少期の漢文暗誦が後にとても役立ったと述懐しています。
言葉の正しい使い方も、親のきちんとした言葉遣いや文章の中で自然と身に付きます。
将来のノーベル賞とまではもちろんいかないかもしれませんが,正しい言葉遣いを体で覚えさせることはとても重要に思います。
テレビやビデオも多少は役に立つのでしょうが、「危険」と書いたのは,思考力や想像力がはぐくまれない可能性を感じるからです。
言葉から想像力、そして創造力へ
活字を「読む」,活字にされたものを読んでもらってそれを「聴く」,こういったものは基本,映像が伴わないので,自分の頭の中で映像を組み立てないといけません。
文章を追うことで,ストーリーも頭の中に出来上がっていきます。
絵本は,イメージを作っていくために最小限の絵が描かれていますよね。
そこからイメージを膨らませることで,やはり脳の働きは活性化しそうです。
国語だけの問題ではありません
以上の事柄は,単に国語という教科を強くするだけではありません。国語は頭の中で行う思考のもとになります。そのための材料は活字によって与えられることが多いのです。つまり「すべてはここから始まる」わけですよ。
これとは別に,数や図形に対する感覚を養うことも重要ですが,これは別項で。
他にも,いろいろなものに興味を持たせる工夫というのも大切ですが,これも別項で触れたいと思います。
親が正しい学習方向に導くこと
何度も書くかも知れませんが、親が正しい方向で労力をかけてあげるというのは何にも増して大切なことです。特に,小学校に入学するまでの期間は,おそらく子供の今後を左右するでしょう。
ただし,です。正しい方向で,と書きました。やり過ぎは危険です。親の思いとは逆に子供の持つ力をスポイルしてしまいます。
このあたり,微妙ですね^_^;