
役に立つ知育玩具って何だろう。
➤もちろん「知力の成長を促す」おもちゃだ。それがないなら「知育玩具」は名乗れません。
➤小学校や中学校の受験にも役立つ、役立ってほしい(願望ですね)
知力の成長を促す、というだけでなく、これから生きていくうえでも何かしらの役に立つ玩具、そんなものがあるならそれを、この稿をお読みのみなさんにお勧めしたい、と思ったわけです。
もちろん「玩具」つまり「おもちゃ」である以上、子供が自分から進んで遊ばないと意味がありません。
また、こういった玩具には「対象年齢」というのがあって、適切な時期に適切なおもちゃで遊ばせることも重要です。
世の中には、「知育玩具」と銘打った玩具はたくさんあるようです。
ちょっとアマゾンをのぞいてみました。
アマゾンのサイト内で、「知育玩具」と入力して検索結果を見ると、なんと70000件以上ヒット。
もちろんこれには0才からあらゆる年齢層、すべてのブランド、金額無制限でなんでもかんでも含まれています。
そこで、対象を2歳以上、金額を5000円までと絞ってみると、587件と一気に減った。
でもまだまだ多すぎる・・・
もう少し厳選します。
まず、数字、アルファベット、ひらがな、カタカナを覚える系は除外することにしました。
一生懸命本を読み聞かせしたり、絵本を与えて大人が横から手助けしてやればそれで十分。それに、これらは「覚えさせる」より、子供自身が興味を持ったところで大人が教えていってあげたら、自分からどんどん吸収するものなので。
また、言葉を介して親子がコミュニケーションをとるのは、何かを覚えさせるよりも何倍も大切だろうと考えて(もちろん、こういった玩具を使いながらコミュニケーションは図れますが…)、とりあえず除外。
積極的に選びたい知育玩具
積極的に選びたいものは、
・手先を使う(作業をする)
・想像力を刺激する
・子供自身が工夫しながら遊べる
こういった要望に応える玩具です。
➤手先を使う、あるいは手先で細かい作業をすることは大いに大脳やその周辺部分を刺激する。
➤想像力は人だけが持つ(たぶん)特権で、これを大きく育てることは、これからの子ども自身の人生を切り開いていくのに役立つはず。
➤また、「遊び続けられる」ことも大事です。1回やってそれで終わり、とか、2,3回やって飽きてしまうとかいったものを選んでしまうと、お金も時間も無駄になってしまいます。これを避けるには、そのおもちゃを使って、どんどん自分から工夫して遊び方を考えていく、こういった点にも注目したいです。
こういった基準を加えると、候補はかなり絞られます。
LEGOなどの「組み立て系」
LEGOは、小さなブロックを組み立てて、目標とする形状を作り上げていくおもちゃですが、そして、最初のうちはそういった遊びになるでしょうが、慣れてくれば、同じ部品を使って自分が作りたいものを想像力を働かせて作っていくこともできます。手先を使う細かい作業は必要だし、想像力も刺激する。もちろん子供自身の工夫は不可欠な要素です。
幼児向け(1~3歳程度)
はたらく車やみんな大好きミッキーマウスなんかも幼児用のLEGOには用意されているのですね。
レゴ(LEGO) デュプロ ライトニング・マックィーンとメーターのカーウォッシュ
レゴ(LEGO) デュプロ ミッキーとミニーのバースデーパレード
レゴ(LEGO) デュプロ デュプロのまち トレーラーハウス
最後のトレーラーハウスなんかは、男の子だけでなく、女の子も喜びそうな遊びができそうです。
これより少し複雑になりますが、もう少し「組み立てること」を意識した製品も学研から出ています。学研_Gakkenニューブロック はじめようセット(対象年齢:1.5歳以上)
幼児向けのLEGOより組み立てがやや複雑ですが、その分、手先を使ったり、想像力を働かせられたりできそうです。
就学前幼児向け(3~6歳程度)
トイローヤル STACUBE 1~2人用 ( チャレンジカード付き ) プログラミングボード
論理的思考力 大人も遊べるおもちゃ ( 5歳以上向け ) という名目で売り出されています。
いかにも頭を使って完成させる、おもちゃと呼ぶには少し難易度の高いものになっています。
【空間認識力やプログラミング的思考力を育てる】キューブの配置を立体的に考えることで、空間認識力やプログラミング的思考力を培います。 完成したらビー玉を転がして検証してみましょう。ルートは無限大! 子供から大人まで頭を使って楽しく遊べるプログラミングボードです。
という説明が販売サイトにありました。
子どもよりも、一緒に遊ぶ大人が必死になりそうなおもちゃです。
次に紹介するのは、ご存じ「宮本算数教室」のパズル問題を模型化したおもちゃです。
学研ステイフル(Gakken Sta:Ful)_宮本算数教室の賢くなるロジカルパズル 光の反射
説明文をそのまま掲載しますね。
「絶対に教えない」先生としてメディアでも話題の宮本先生が考案した、「自分で考え抜く力」を楽しく遊びながら育むパズルです。ライトや鏡などの楽しいパーツをつかって、ゴールまで光を届けます。ヒントにしたがって鏡を置く位置を考え、完成したらライトの光を鏡に反射させます。光がゴールに当たったときの「できた! 」という目に見える達成感に子どもは夢中になります。「絶対に教えず、自分で考え抜くこと。それが賢くなる秘訣」という宮本メソッドの魅力がたっぷり詰まったパズルです。
何とも高尚なパズルゲームですが、実際に自分で組み立て目で見て考えていくという、なかなか画期的なおもちゃですね。
この年代になると、LEGOでも幼児向けではなく、普通サイズのものが楽しめるようになってきます。夢の国のお城を作るためのセットとか、スペースシャトル用のセットとか、いろいろなLEGOがセット売りになっていることも多いのですが、ここで取り上げたのは、「子供自身が想像するいろんなものを作っていく」ためのセットです。
他にもいろんなセットがあります。LEGOのセットの一覧を見る
ちなみに蛇足ではありますが、わが息子のお気に入りのおもちゃランキング
小学校入学まで
1位。トミカ(おもちゃを入れるバケツに2~3杯ほど持っていた)
2位。プラレール(レールを少し年上のお兄ちゃんから譲り受けたりして、6畳間いっぱいにレールを敷き詰めて遊んでいた)
小学校入学後~中学受験時まで
1位。ゲームボーイ(ポケモンを姉と一緒にやっていた)
2位。nintendo64(いろいろ友だちと勝負していた)
3位。LEGO (受験前まで気分転換に組み立てては壊し、いろんなものを工夫して作っていた。何なら、中学入学後も暇になればやっていた…。おいおいもうちょっと勉強も真剣にやれ…)
「組み立て系」以外のものは別稿にて。