追加合格や補欠合格だと、学校の授業についていけるか心配

中学受験では行きたい学校を目指す!

ギリギリで合格して、学校の授業についていける?

5年や6年の保護者から、(もちろん入試終了後の6年生からが最も多いですが、)

次のような問い合わせをいただくことがあります。

「ギリギリで合格しても、学校の授業についていけないのでは?」

多くの中学では、入学者数の読み間違いで「追加合格」「補欠合格」を出さないといけないことがあります。

(中には、追加合格を出すことを前提に、少なめに合格を出す学校もあります。最近は減りましたが…)

灘や東大寺などの難関中学も例外ではありません。

合格最低点近くの成績で難関校に合格した子の親御さんや、

追加合格で合格をもらった子の親御さんが

「先生、こんな成績でも学校の授業についていけるのでしょうか?」と

心配のあまり質問して来られる方もいらっしゃいます。

では、

こういった「ギリギリやギリギリ以下の成績」で入学した子は、学校の授業についていけないのか。

これについては、断言しますが、入学時の成績は、ほぼ関係ない!

こんな話があります。

教え子で、第1志望校に不合格だったA君。
合格最低点に5点足りませんでした。
泣く泣く第2志望校へ進学しようと準備していたところに、第1志望校から「追加合格」の電話が。
追加合格は電話でやってきます。

A君とお母さんからの大興奮の電話を受けました。

祝福し、いろいろ話をした後、少し冷静になったお母さんが

「この成績で入学して、学校の授業についていけるのか心配です。」とおっしゃいました。

「心配いりません。あとは本人次第です。回し合格でも、追加合格でも、『入ったもん勝ち』です。」

中学の成績は、小学校の、特に中学受験時の成績以上に、努力による差が現れてきます。

ですから

きちんとやるべきことができる子が最後に笑いますよ、とお話ししました。

その後A君は、こつこつ地道に頑張って、今度は目標の大学に一発で合格しました。

もちろん、うまくいかないケースもあります。

中学になってからの成績は「自分次第」です。

いくら上位の成績で入っても、中学になってからの勉強を疎かにすれば、成績は低迷します。

追加合格で入っても、中学に入ってからの勉強にしっかり取り組めば、次のステップにきちんと進めます。

ですから、中学に入ってからの心配はあとでしましょう。

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