合格者数ランキングに惑わされない

2019年度最難関中学 塾別合格者数って、今どき意味はあるのか?

阪急電車やその他関西の電車で、浜学園の大々的な広告がありました。

ご覧になった方も多いでしょう。

確か、昨年も同じような広告が出ていましたね。

浜学園最難関中学合格実績

※前の数字が2018年度、後の数字が2019年度

灘中学校 80名 → 100名
甲陽学院 95名 → 99名
東大寺学園 131名 → 129名
大阪星光学院 97名 → 81名
神戸女学院 60名 → 50名
四天王寺 126名 → 125名
などなど

なかなか立派な実績が並んでいます。

関西のほかの大手塾はどうなっているのか、気になったので調べてみると

灘中

日能研 50名
馬淵教室 60名
希学園 32名
能開センター 16名

甲陽学院

日能研 33名
馬淵教室 28名
希学園 29名
能開センター 6名

東大寺学園

日能研 39名
馬淵教室 94名
希学園 46名
能開センター 45名

大阪星光学院

日能研 39名
馬淵教室 69名
希学園 23名
能開センター 82名

神戸女学院

日能研 38名
馬淵教室 19名
希学園 24名
能開センター 4名

四天王寺

日能研 75名
馬淵教室 112名
希学園 47名
能開センター 118名

難関中学への合格者数は分かったのですが、「合格率」や四天王寺のようなコース制のある学校のコース別の人数は不明です。
※ 希学園は、合格率を掲載していますよね。

合格実績は塾の「実力」なんでしょうか、それとも…

主な学校を書き出してみましたが、数の上では浜学園の圧勝、一人勝ち感が強いですね。

ですが、巷でよく言われる「浜の忍者クラス」とか、「馬淵のweb受講者」による合格者数は、ほぼほぼその実態が謎に包まれています。

※ 忍者クラスもweb受講者も、他塾の優秀な生徒を自塾にうまく取り込んで合格実績に加算する形。例えば「普段は浜学園に通っているが、馬淵のweb授業も(無料なので)登録し会員となって受講する」と合格者数として浜でも馬淵でもカウントされる

噂のレベルでは、某掲示板でも、こいった忍者クラスやweb受講者の話はよく出てきますが、実際のところは分からないですよね。
ちゃんと自分の通う塾を信じて、そこだけに通い、受験した生徒のうちどれほどの人数が合格したのか、保護者としては「実際のところ」を知りたいと思うのですが。

それはともかく、目標中学への合格者数が多いに越したことはありませんが、それはあくまで目安。親としては「うちの子をどれだけしっかり合格に導いてくれるのか」に焦点を絞って塾を見ていきましょう。

個別指導や家庭教師を併用する子も多いのです

大手の進学塾に通いながら、個別指導や家庭教師に苦手な部分を見てもらっている子も多くいます。
これも、その実態は外からは見えにくいですね。
大手塾に通っていても、実際には個別指導や家庭教師のおかげで最難関中学に合格という子も多いですが、合格した子の親は、なかなか実際のところを話してくれるわけではありません。

「○○中学に行きたいなら、塾のことだけやっていてはダメ、家庭教師や個別指導も考えないと」的な話が、お母さんどうしの会話にはよく出てくるという話も耳にします。

ですが、これも、「親がどれだけちゃんとわが子を見ているか」ということが大切で、「自分の子は今、この部分を強化しないといけない」と感じたら、上手に個別や家庭教師を利用すればいいのです。

まず通っている塾を信じて、担当の先生を信じて、塾でやっていることをしっかりできるようにしていくこと(丸投げは絶対ダメです)。そのうえで、必要性を感じたら個別や家庭教師、ボクのやっているスカイプ指導などを、早め早めに利用することを考えましょう。

スカイプ個別指導はこちらから

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