
受講するとき気を付けたいこと
せっかく夏期講習を受講するなら、最大限の効果を狙わないと損です。
時間もお金もたくさんかかりますから、特に費用以上の効果を考えられるように受講しましょう。
通常授業と別カリキュラムの夏期講習では
浜学園などのように、通常の授業とは別カリキュラムが設定されている夏期講習に参加するときは、参加する目的をよく考えること。
効果的に復習する
主に復習が主体となると思いますが、今まで苦手にしていたところや、忘れかけていた内容を復習するのにちょうどよい機会です。
宿題をするときにつまることがあれば、今までやってきたテキストを引っ張り出して、基本的な事柄をもう一度しっかりおさらいしておくといいですね。
その際、
➤ 例題と解説に目を通す(ノートがあればそれも)
➤ 基本問題を何問か解いてみる
➤ 応用問題を何問か解いてみる
この程度できればOKです。すみからすみまでやる必要はありません。問題の選定も機械的に決めればいいですよ。
大切なことは、「こんなことをやったんだ」「こんなやり方で解けるんだ」ということを再確認しておくことです。
扱うテーマが得意な人は、使用するテキストの発展問題まで、じっくり考えることで更に力がつきます。
塾は利用するもの、というのが管理人の持論ですが、せっかくの夏期講習、上手に利用して実力アップにつなげたいですね。
夏期講習が通常授業の延長となっている塾では
馬渕教室などは、夏期講習というのは名目のみ、実際には通常授業の延長で、授業コマ数が多くなる(当然進度も速くなる)のです。
欲張らず、扱った内容を確実に自分のものにしていこう
この場合、通常の授業の内容をしっかり復習していかないと、定着しないうちに次々進んでしまいますから、夏期講習が終わった後、夏の間にやったことが全然身についてない!ということになってしまいます。
実際、個別で教えていると、馬淵教室に子供を通わせる小5の保護者の方は、
「どんどん進んでいくので、それを練習するだけで手いっぱい、他の復習にまでなかなか手が回りません」
とおっしゃる方も多いのです。
これまでやったことも夏期の間に復習しておこうと思っても、通常授業の宿題に追われて思うように時間が取れないということですね。
こういった場合、あれもこれもと欲張った計画は厳禁です。
まずは、今やっている内容の把握、演習を通じて大きくつかむこと。このための時間を最初に確保してください。
復習の時間も確保すること
しかし、いくら時間がない、って言っても、やはりこれまで習ってきたことの復習は必要です。
復習のための時間は、夏期講習の勉強時間とは別に確保しましょう。
毎日15~30分程度でいいので、苦手な教科、単元に充てていくか、少し時間が取れそうなときに、集中的に取り組んでおくことをお勧めします。とはいっても、数ある単元、「あれもこれも」と欲張りすぎてしまうと、結局どれも中途半端に終わる可能性が高い。
苦手なテーマ、重要なテーマ2つぐらいにしぼって、まずはやってみましょう。
夏休みこそ、親が時間を管理する
時間配分や、何を中心に復習していくかという方針とそのチェックは保護者がしっかりやってあげないと、何も残らない夏休みになってしまいます。
特に、午前中に特にこれと言って予定が入っていないと、朝寝坊→だらだら過ごす、というグータラ生活が普通になってしまい、やらないといけないことが3分の1もできていないとなるので要注意ですね。
普段と同じ時間に起床し、午前中にやるべきことをしっかりやっておくと、その日1日気分よく過ごせます。
頑張った結果はすぐには現れません!
夏休み、これだけ頑張ったのだから、さぞかしいい結果が出るだろうと期待したいところですが、各塾で、夏期講習の最後に行われる模擬テストや、9月初めのテストなどでは、まだまだ結果が出ないことが多いです。
では、いつになったら頑張った結果が点数に現れてくるか。
個人差はありますが、最低1、2か月後にはなるでしょう。
頑張ったことが結果として表れてくるまで、タイムラグがあります。
「あれだけやったのに悪かった」と悲観的になって、そこから先なかなかモチベーションが上がらず、そのままずるずる失速してしまうことがないようにしないといけませんね。
お母さんやお父さんは、こういったことを念頭に置き、子供の結果を見守ってやってください。
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