東大寺 算数 入試問題解説動画 2019年度大問4

東大寺学園中学校 2019年度算数の大問4

関西の男子最難関中学のひとつ、東大寺学園中学校。
算数の入試問題もそれなりに難しく、一つ一つの問題にしっかり対応していかないと合格点に達しません。

そんな東大寺の算数入試問題の、2019年度の最後の問題、大問4を解説しています。

A地点とD地点をまっすぐ結ぶ道があり,その途中にA地点に近い方から順にB地点,C地点があります。A地点からB地点までの道のりと,B地点からC地点までの道のりの比は5:4です。ある日,小学生,中学生,高校生の3人がこの順にA地点を出発してD地点に向かい,それぞれ一定の速さで歩き始めました。高校生の歩く速さは中学生の歩く速さより大きく,中学生の歩く速さは小学生の歩く速さより大きいものとします。小学生がA地点を出発してから12分30秒後に高校生がA地点を出発し,高校生はB地点で小学生を追い越しました。

⑴ 小学生がC地点を通過したのは,高校生がC地点を通過してから何分何秒後ですか。ただし,例えばちょうど5分後のときは,5分0秒後と答えなさい。

 中学生が小学生を追い越したのと,高校生がC地点を通過したのは同時でした。また,小学生がC地点を通過したのと,高校生がD地点に到着したのは同時でした。さらに,小学生はC地点から一定の速さで走り始め,走り始めてから11分40秒後に中学生と同時にD地点に到着しました。もし小学生がC地点から走らずに,それまでと同じ速さで歩き続けていれば,小学生はC地点を通過してからD地点に到着するのにちょうど16分かかっていたはずでした。

⑵ 中学生の歩く速さと,小学生の歩く速さ(走る前の速さ)の比を最も簡単な整数の比で答えなさい。
⑶ 中学生がA地点を出発したのは,小学生がA地点を出発してから何分何秒後ですか。ただし,例えばちょうど5分後のときは,5分0秒後と答えなさい。

長い長い問題文です。

もう、この問題文を見ただけで気持ちがなえてしまう受験生もたくさんいそうです。

ですがそうも言っていられません。

動画解説はこちらです。

どうっやて対処したらいいのか?

大切なのは「問題に書かれていることすべてを一度に処理してやろうと思わない」ことです。

(長い長い問題文で出題する学校は、もちろん東大寺だけではありません。ここに書く対処法はかなり使えるのではないかと思います。)

ひととおり最後まで目を通さず、分かることを分かる範囲でまとめていく(図に描いていく、グラフにしていく、・・・)ことで、情報を絞って必要な情報に集中できることが多くなるので、1行ずつ、解きほぐしながら問題文を読み進めましょう。

読みながら、同時に、ひとつずつまとめていきます。
(具体的には、動画で解説していますので、参照してください)

 

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