5年生は春休み何を勉強しておくといい?
5年生の春休み、中学受験を目指す新5年生は、ここから約2年、目標校に向かって走り続けないといけません。
この春休みからが、入試に向けての本格的なスタートだと考えてください。
そして、この期間の過ごし方、何を勉強しておくべきか、これもとても大切になってきます。
ですが、
- 4年の間も塾に通っていた人、
- 5年から新しく通塾することになった人、
- これから塾に入ることを考えている人、
受験に向かう形も人それぞれです。
そこで、どのタイプの子供が、春休みどのように過ごすべきか、ヒントを書こうと思います。
できるだけいいスタートを切るために、1日1日を悔いのないように過ごしてください。
1 4年から進学塾に通っていた人
春期講習で扱う内容は、塾によって様々です。
4年内容の、特に重要な部分を復習的にやる塾、
新5年の2月からやってきたことを継続してやっていく塾、
通常授業に入ってこない内容を、ここでやる塾、などなど。
今の子供の状態にもよりますが、
まずは今やっていることを完全に自分のものにする勉強をしてください。
とりあえずはそれで充分。
そして少しでも時間が取れるなら、4年で苦手だったところを、1日1ページでいいので、復習したり、
発展的な内容の勉強に取り組む時間としましょう。←これはそこそこ成績が出ている場合。
ですが、中心は「今やっていること」、ここがぶれてはいけません。
2 新5年から新しく塾に入った人
必ず2つ並行して取り組まないといけません。
1つ目は、今やっていることをきちんと理解し、できるだけ疑問点を残さないようにしていくこと。
2つ目は、今通っている塾の5年内容の(つまり、2月時点から今まで習ったことの)総復習。
こちらは、例題や基本問題で、まだ自信のないところからやっておきましょう。
算数では、5年の内容をどれだけしっかり身につけられるか、これが何より大切ですから、まずはこれに集中します。
ただ、理科では、「植物」「昆虫」「月の動き」「川の流れ」の勉強は、しばらくやらないことが多いのですが、
「公開模試」で出題されたりしますから、自分で取り組めそうなら取り組んでおいて損はないと思います。
4年から来ている子どもに「追いつけ、追い越せ」の気持ちをしっかり持ってやれば、すぐに追いつき、追い越せるかもしれませんよ。
3 これから塾に入ろうと考えている人
考えている塾によって、進度は様々です。
ですから、最低限、計算と漢字はしかり出来るようになっておきましょう。
計算だったら、整数、小数の計算、( )のついたもの、四則混合計算、逆算の基本
こういった計算を、出来るだけ速く、正確にできるようになっておくこと。
漢字だったら、4年までのものはカンペキに、できれば5年の漢字まで先に勉強しておきましょう。
あと、受講する教科にもよりますが、理科だったら、たいていの塾が4年でやっている「植物」「昆虫」「月の動き」「川の流れ」あたりは、基本でいいので出来るようにしておきたいものです。
規則正しい生活を心がけよう
そして何より大切なことは、規則正しい生活。
夜更かしして朝寝坊するというのではなく、ふだん学校に行くときと同じように起きて、生活のリズムをしっかりと作っていくこと。
だらだらと過ごすことが無いようにしましょう。
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