難関中学受験するなら進学塾に入れなさい、は本当か?

 

中学受験では、進学塾に行かないと志望校合格はあり得ない!?

大手の進学塾は○○中学合格者何人,△△中学合格者何人,・・・と大々的に宣伝しています。

先日阪急電車の車内広告で、関西の大手進学塾「浜学園」の合格速報を見かけました。
浜学園だけでなく、希でも日能研でも馬淵でも能開でも、その塾に通ったからこその合格だ、何人○○中学に合格したと誇らしげです。

中堅どころの中学までだったら、中には塾に通わずに合格する子も多少はいます。

ですが、難関校の受験生は99%以上が進学塾通いをしていると言っても過言ではありません。
高校受験では進学塾に通わないで難関校合格という生徒もちらほらいるようですが,中学受験では難しい。
難関と言われる中学では、それが現実です。

進学塾に通わず難関校の合格を取ってくる子もいる!

ごくまれに、進学塾に通わないで灘中などの難関校に合格する子もいるようです。

 「進学塾に通わないで難関中学合格」という子供はどうやって勉強したのでしょうか。

管理人が知り合いの難関校の先生にお聞きした話ですが、

  • 本をよく読んでいた
  • 参考書(問題集)を1冊決めて、それを繰り返し解いた
  • 過去問は徹底的にやった
  • 分からないところはお父さんとお母さんが手分けして教えた

そんな感じのことをおっしゃっていました。
そうやって合格する子が年に3~4人いるそうです。

塾に関わらずに難関校受験、は止めた方がいい

まったく塾に通わずに難関校を受験するというのは、お勧めできるやり方ではありません。

管理人の知り合いで難関中学に進学した子の中には、6年の早い段階まで進学塾に通い、途中から塾をやめて受験した子もいます。ですが、その子の場合は5年が終わる段階で難関校に手が届きそうな成績を持っていました。
塾をやめたのは、6年になってから塾から与えられる圧倒的な宿題量のせいでした。

1つ1つのことをじっくり考える時間が取れず、上滑りなやり方で量をこなしていくやり方に、お母さんが疑問を感じたこと、それに、苦手だった国語を克服する時間が全く取れないこと、この2つが理由です。

その子の場合、5年までの塾の授業でベースは出来ていた。その上で、目標を見定めての塾からの離脱でした。

ですから、難関校を受験するには、何らかの形で進学塾とかかわっていた方がいい、そう思います。

もし進学塾に通わなければ、その分親に大きな負担がかかります。

参考書や問題集を選んで、それを計画を立ててこなしていかないといけないし、それをやったとして、どこまでさせたらいいのか、どの程度の理解でオーケーなのか、専門家ではないお母さんやお父さんには荷が重い話です。

そして、難関校を受験するならなおさらです。
塾で持っているノウハウや、担当する講師の力を上手に利用するつもりで、まずは内容的な部分を進学塾に任せましょう。

進学塾に入っても気を抜いてはいけません。

たとえ進学塾に入れたとしても,

  • 宿題は消化していかないといけない
  • テストに備えての勉強もしていかないといけない

など、やること、こなしていく課題が山のように出てきます。

そして、今度は親の役割として

  • 課題の把握及び管理
  • スケジュールの管理(いつまでにどの教科のどの宿題を終わらせて、いつテスト勉強をやって、どこで暗記モノをやって、などなど)

こういったことで、親の手が必要になってきます。

その結果、毎日毎日、スケジュールの管理やら、やったやっていないのチェックやらに忙殺されてしまいます。

何しろまだ小学生。自分で自分のことを隅から隅まで管理できる年齢ではありません。
親がほとんど何もしなければ子供もほとんど何もしません。

かなりの部分で親が手を入れていかないといけないのです。

ほとんどの塾では、平常の授業で行われる復習テストなどのテストや月1で実施される公開模試の成績などによって、受講できるクラスや講座が変わってきます。それが最終的には、受験できる学校に関わってくるのです。

ですから結局、塾に入れても、きちんと課題をこなして成績を上げていこうと思ったら、親は楽ができないということです。
塾に入れたからと言って、勝手に成績が上がり、勝手に志望校に合格してくるわけではありませんから。

高槻や清風南海も塾は欠かせません

最難関とまではいかなくても、高槻や清風南海などの激戦校でも同じことが言えます。

塾に通って受験することを考えた方がいいのは確かでしょう。

いや、むしろこのレベルの学校にきちんと合格するためには、大手の進学塾で最後の追い込みに全力を出すことが非常に大切です。

なぜなら、こういった学校を受験する子どもたちの成績は最後の最後、入試の直前まで変動する可能性が高いからです。最後の追い込みで、滑り込み合格する子もたくさんいます。

塾を上手に使って受験してほしい

中学受験では

塾にしがみつく必要はないが、塾を利用する価値は十分ある

この気持ちをしっかりと親子で共有し、難関中学合格を目指してほしいと思います。

子どもを預ける塾を決めるにもどる 進学塾に通わずに中学受験にもどる

記事が気に入ったら「いいね」してください!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください