入試結果から考える~中学受験は教科のバランスが最重要

中学受験では行きたい学校を目指す!

本当に「中学受験は算数で決まる」のでしょうか?

あちこちのサイトでよく、次のような言葉を目にします。

「中学受験は算数で決まる」

これは本当でしょうか?それともウソ?

結論-それは本当でもありウソでもある

結論から言うと、すべての難関校に当てはまることではなく、関西では社会も入れて4科で受験できる学校の場合、これは当てはまらないでしょう。

最初に知っておいてほしいことを書きます。

最難関も含めた普通の学校では、合格者の平均点と受験生全員の平均点を比べると、その開きは算数が最も大きいということです。

2018年度大阪星光入試結果

算数120点、国語120点、理科80点、社会80点満点の入試ですが、その入試結果を、
(A:合格者平均/B:受験者平均)で見ていきましょう。

・国語 A:67.9/B:63.1
・社会 A:61.9/B:57.7
・算数 A:88.3/B:68.3
・理科 A:68.3/B:60.3

A-Bを計算すると、

国語 4.8点
社会 4.2点
算数 20.0点
理科 8.0点

算数だけけた違いに大きくなっていることがわかります。

算数がしっかりとできた子が有利だったというのは、これでわかりますよね。

算数が得意だったら

ちなみに、算数以外の3教科が受験者平均で、算数だけ合格者平均をとっていた場合、
合計点は269.4点となりますから、合格最低点の262点を上回って、見事合格です。

ですから、算数ができることは、非常に大きな意味があります。

算数以外の3教科でそれなりに得点できていたら

ですが、仮に算数だけが受験者平均で、あとの3教科が合格者平均を取れていたらどうでしょう。

その合計は266.4とやはり合格最低点を上回るのです。

結局、算数がそれほど得意でなく、受験者平均を押さえられたら、他の3教科の頑張りで、大阪星光も合格が取れるという結論になります。

結局は「教科バランス」

つまり、各教科バランスよく取れる受験生も十分合格圏にいるということ。

そして、実は教科バランスのいい受験生の方が、算数頼みの受験生よりも大きく崩れることが少ない分、力通り合格を取ってきやすいのです。

次は、東大寺学園の2014年度の例です。

2014年度東大寺学園中学校。

4教科すべて100点満点で合計400点満点。(3教科でも受験できますが、とりあえずそれはおいておきます。)

合格最低点は228.0点(3教科受験生のこともあり、小数になっています。)

大阪星光と違い、合格者平均はわかりませんが、受験者平均は分かっています。

国語64.4点,算数43.1点,理科45.7点,社会72.3点で合計すると225.5点となり、
合格最低点に2.5点足りません。

この年の算数は難しく、かなり得意でも60点を超えるのは難しい、逆に国語がそれなりにできれば70点台は難しくない。

度数分布によってそれは分かります。

不足分の2.5点を取っていくのに、算数で取るのは難しいですが、国語だとそうでもないというのは分かります。

それどころか、算数が40点を切っていても、例えば35点だったとしても、国語75点、理科45点、社会75点取れば、合格最低点を超えます。

つまりこの年の東大寺学園では、算数が合否を決めているわけでは決してありません。

実際、国語・社会はそれなりにできるが、算数が心配という生徒も多く東大寺学園に合格しました。

国社の強い子が、この年は有利だったのです。いや、この年も、ですね。

中学受験の合格は、算数だけでは決まらない~バランスよく点数化しよう

中学受験は、3科でしか受験できない学校を除くと、算数で合否が決まるわけではありません。

算数が足を引っ張らない程度に点数化できたら、あとは教科のバランスが大切。

なので、3教科型ではなくせっかく4教科選択した人は、国語や社会もしっかり勉強しておきましょうって話です。

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東大寺学園中学校2014年度入試結果

東大寺学園中学校2014年度入試結果

 

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