4月から新中1になる人へ~自分を磨いていきましょう

中学受験では行きたい学校を目指す!

4月から私立・国立の新中学1年になる(なった)方。

入学おめでとう。

もちろん、区域の中学校に入学する方にも、祝・入学という言葉はかけたいですが、今回は特に「中学受験をして」入学した方に向けて書こうと思います。

早くも次の塾に通うことになった人もいます

新しい学校、新しい先生、新しい友人、新しい教科書、新しい制服、新しいカバン、・・・

何もかもがあたしい尽くしの新入生の君たちですが、すでに入学式前から通う塾を決めて、春休みからそこに通塾しているよという気の早い方もいるかもしれません。

実際、管理人の教え子はその何と半分ぐらいは、新しい塾の春期講習に通っているようなんです。(「ようなんです」というのは、管理人が自分の目で見たわけではなく、実際に塾に通うことになった教え子が、「あの子やあの子も来てた」などと教えてくれるので。)

「みんな行くから」

「行かないと心配だから」

「6年後の大学受験のため」

・・・

理由は様々ですが、とにかくみんな先を急いでいます。

勉強することに異論はないのですが、それにしても先を急ぎ過ぎていないか、ちょっと心配です。

学力面でついていけないことにでもなれば大変!

みんな行っているので遅れてしまうのではないかと心配!

医学部に行ってほしいので、今から鍛えてもらわないと・・・

中学受験で第一志望に受からなかったので、6年後こそ第一志望の学校に・・・

などなど

中学生活で、学力だけではない人間の幅も広げてほしい

でもちょっと待ってください。

今から6年後、いやでも大学受験を迎えます。

ですがその大学受験、今と大きく様変わりしているのです。

入試改革は徐々に始まっています。

東大や京大の推薦入試、様々なメディアで取り上げられていますから、ご存知の方も多いと思います。

例えばこれ。

東大発!「模範解答のない入試」の衝撃度

(東洋経済オンライン)

今はまだ実験段階ですが、回を重ねて徐々に洗練されていくことは予想されます。

それだけでなく、募集枠も徐々に拡大されていくと管理人は考えています。

衝撃的なニュースがありました。

北京大にも抜かれ…東大、アジア首位転落 京大も88位に後退

(The Sankei Shimbun & SANKEI DIGITAL)

英教育専門誌タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)が1日発表した今年の「世界大学ランキング」で、東京大は43位(昨年23位)と大きく順位を落とし、26位のシンガポール国立大(同25位)にアジア首位の座を明け渡した。42位の北京大(同48位)にも抜かれた。

日本勢で東大に続いたのは88位の京都大。東大と同様、昨年の59位から大きく順位を下げた。昨年141~165位だった東京工業大、大阪大、東北大は上位200校から姿を消した。

そうなんです。

グローバル化が叫ばれて久しいですが、日本の大学の現状はみてのとおり。

そこで、大学改革でペーパー秀才ではない本当に力のある学生を集めていくことが急務となっているのです。

もちろん、教える側の体質の問題もありますから、優秀な生徒を集めたからと言ってすぐにこの状況を打破できるわけではありません。

ですが、募集に関しての改革はどんどん進められていくでしょう。

ということは、今から6年後、キミたちはそれに対応できるものを身につけておかないといけないということです。

そのためには、当然学力は必要です。

ですが、それは今のような1点刻みの学力ではなく、もっと幅の広いもの、総合的な知識、学力のバックボーンとなる知性、もろもろ。

こういったことを磨いていかないといけないように思うのです。

今、キミたちは絶好の場所にいるのです

幅広い人間力とでも表現できる、こういった知性を磨くために、キミたちは実は絶好の場所に立っています。

6年あります。

高校受験に惑わされることなく、のびやかに知性を磨いて、人間力を高める時間はあるのです。

運動部に入って先輩・後輩といった人間関係を深め、乱読でいいから片っ端から本を読み、恋愛し悶え苦しみ悶々とし、人間関係に困惑する。

そういった壁を乗り越えていって初めてついてくる本当の人間力というものがあるように管理人は思います。

目指すのはペーパー秀才ではなく、本物の人間力にあふれた秀才、これです。

グローバルな人材、と簡単に言いますが、単に多国語が話せるだけでは何の役にも立たない、でも話せないと土俵に乗ることすらできない。

ですから、人間力と知性と学力をうまくミックスさせながら、そのすべてを伸ばしていく6年間であってほしいと思います。

入試結果は次の目標への出発点へもどる

 

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