サンタクロースはやってきましたか?
今日、12月26日はクリスマスの翌日。
昨日はクリスマスでしたから、子供たちのおうちにもきっとサンタさんが来て、子供たちが目覚めると、枕元にプレゼントが…
サンタを信じていても信じていなくても、プレゼントをもらえるということは、子供たちにとってうれしいことです。
それで、今日、小4の授業のとき、つい、子供たちに訊いてしまいました。
「君たちのおうちに、サンタさんはきたか?」
子どもたちの反応はそれこそ様々。
「来た!」と嬉しそうに言う子もいれば、
「サンタなんかいないやん」と覚めた顔していう子もいたりします。
こちらの質問の意図は、もちろんサンタさんがお父さんやお母さんだとしても「何か枕元にプレゼントが置かれていたか?」のつもりだったのですが。
いつまでサンタを信じるの?
世の中には、小学校の高学年になってもサンタの存在を信じる子もいれば、小学校に上がるか上がらないぐらいの時期から、サンタなんかいない、と達観する子もいます。
我が家では、上の女の子が小6まで(!)本気でサンタの存在を信じていたし、逆に下の3つ違いの弟の方は、小学校に上がるころにはサンタの存在を否定していたのでした。
で、親としては、小学校の低学年ぐらいまではサンタがいるという夢を信じていてほしい気がしますが、さすがに「6年だったらいい加減気づけよ」などと勝手に思うのでした。
上の子が6年の入試直前のクリスマスに、弟から「姉ちゃん、まだサンタ信じてるの?」と言われ、本気でショックを受けていたのを思い出しました。
いつまでもメルヘンの世界で生きていたのですね・・・
そして「サンタ追跡プログラム」
それはともかく、みなさんご存知かと思いますが、アメリカの北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)には「サンタ追跡プログラム」なる物が存在します。
サンタ追跡は米国時間で12月24日の1日限定。
インターネットのサイト(www.noradsanta.org)を開くと、クリスマスの曲と共に3Dの地図が開きます。
そこに、トナカイに引かれたサンタが空中を駆け世界各地をめぐる様子が映し出されます。
画面には「最後に目撃された場所」や「次の目的地までの時間」「届けたプレゼントの個数」などが表示され、何と、リアルタイムで数字が更新されていきます。
さらに、プレゼントを届けた町には印が付いていきます。
もう、見ているだけでワクワクドキドキしてしまいます。
これを子どもたちと一緒に見ながら、プレゼントを上手に子供に渡すことが出来れば、「絶対サンタはいる!」となること請け合いです。
なんと、このプログラム、1955年ぐらいから始まって、今年で60年だそうですが、その始まったきっかけが面白い。
きっかけは子供たちからの間違い電話
1955年12月24日、NORADの前身組織のホットラインに電話がかかってきた。
米ソ冷戦のまっただ中で、ミサイル攻撃の防衛を担う司令部だ。
一大事か?
大佐は、緊張して電話を取った。
「サンタさん?」
電話から聞こえたのは女の子の声…
機転を利かせた大佐は次のように答えたそうです。
「サンタではないけれど、レーダーを見ると、サンタは北極から南に向かったよ」
その後も、このホットラインにはその夜、子供たちからの電話がたくさんかかってきたそうです。
でもなぜ?
それは、コロラド州の量販店がやった1つのミスから。
新聞に「サンタと話そう」と電話番号を掲載したところが、ドジなことに、番号を書き間違え、それがたまたまNORADの前身組織のホットラインだったのでした。
子どもたちからの電話に総掛かりで対応したのでした。
そして、ここからがアメリカっぽくてほのぼのするのですが、この一件の後、NORADは毎年サンタ追跡の問い合わせ電話を開設。
ボランティアも動員して子どもたちの「サンタはどこ?」に対応してきたそうです。
今年のサンタのシーズンは終わってしまいましたが、次の年、覚えていたら、のぞいてみてください。
そして、子供たちと、ひと時夢の世界に足を踏み入れるのも、中学受験の勉強の合間の清涼剤に十分なるでしょう。
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