
冬休みこそ志望校に近づくチャンス!
6年生が入試まで1か月を切り、最後の追い込みに、みんな一生懸命になる時期。
受験まであと1年ある5年生の、冬休みの過ごし方
大手の進学塾は、この時期、だいたい6年生に重点が置かれた時間割になっています。
6年なら年末年始も含めほぼ毎日塾通いということも、この受験前の時期では普通です。
ところが、5年生はそれとは打って変わり、冬休み期間中も、冬期講習とは名ばかり。
年内に3回ほどと年明けに3回ほど、それも短時間の通塾ということが多いのです。
親御さんの中には、もっと塾で預かってほしいとお考えの方も珍しくありません。
そろそろ反抗期がきつくなってきて、冬休みに家にいられたら、家事ははかどらないは、喧嘩は増えるは、と碌なことがない。
長時間塾で預かってくれないかしら?
などと、託児所代わりに塾を利用しようとするお母さんもいます。
ですが、子供たちがせっかく時間の取れる時期ですから、少し工夫して上手に過ごさせれば、ここから先の受験勉強に大きくプラスになります。
では、どのように過ごさせるのがいいのでしょう?
復習や弱点の補強は的を絞ってさせる
復習をさせなければ、と思って何でもかんでも詰め込んで、結局ほとんどできなかった!なんてことがあっては困ります。
重点を置くべきところを絞って、欲張らずにさせること。
例えば算数。割合が苦手だ、速さも嫌がる、あ、そうそう、相似なんかてんでダメだったわ、などと手広くやろうとするのは、よくありません。
速さが苦手だったら、その中の1テーマを徹底的にやってみましょう。子供だけでやるのが難しそうなら、お父さんやお母さんも一緒になって。
たった1テーマですから、朝から晩まで何日もということもありません。
まず1テーマ。
1つ得意になれば、その勢いで算数の他のテーマもできるようになっていく子は、実は多くいます。
理科や社会の暗記事項を確認しておく
6年になれば、5年生や5年生の初めのうちに学習した「植物」や「昆虫」、「天体」などといったテーマはなかなか時間を割いて勉強できません。ですが、入試には出題されます。
最難関の中学では、覚えたことがそのまま出題されることはまずありません。
ですが、覚えている、知っているということが前提で問題が作成されているため、ベース部分が抜けていたら、考えることすらできずに惨敗してしまうのです。
そうならないためには、5年の間にきちんと押さえるべきところを押さえておくことが不可欠。
多少時間ができる冬休みは、この勉強を進める絶好の機会と考えましょう。
家族一緒の時間を大切にしたい
せっかくの年末年始です。
勉強ばかりさせないことも実は大切。
来年は、正月明け早々入試が始まります。
子どもが小学生で、多少ゆっくり正月気分が味わえるのは今年が最後。
なので、せめて12月31日~1月3日ぐらいは家族でお年賀に出かけたり、初もうでしたり、一緒にかるたをしたり、凧揚げをしたり。
一緒に過ごす時間を大切にするのがいいと思います。
家族のきずなが深まれば、それが次の一年、子供たちが受験に向けて進むエネルギーになります。
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