
どうやって我が子を 「勉強好き」にしたか
こんな本があります。
わが子を勉強中毒にする方法「東京大学への道」指導会/著、データハウス/刊)
この本は、東大生1000人以上について、小学校・中学校・高校時代を調査・研究し、子供を「勉強好き」にさせる方法がどんなものか、どうやって我が子を 「勉強好き」にしたかを具体的にまとめた書です。
将来の姿を考えさせる
子どもは、様々なもの、事柄から影響を受けて、勉強に取り組もうとします。
それは、親の一言であったり、恩師の一言であったり、あるいは同窓の学友の一言であったりという具合です。
将来、どういう職業に就きたいか、どのように世の中に貢献したいか、ということを親や恩師や、学友と話をする中でつかんでいくのでしょう。
それがあいまいだったり、あやふやだったりすると、自分の進むべき道を決めかねて、勉強にまい進できなかったりするものです。
自分がなりたい将来像を考え、そのために大学進学を考え、そしてそのために「今何を為すべきか」考える。
そういう子は、自ら勉強に取り組み始め、勉強に楽しみを見出していく。
そして、そういう子でないと、最難関の大学には届きません。
育っていく環境も重要
愚息の学友で、将来国境なき医師団に参加し、世界のために行動できる人間になりたいという子がいました。
当然、医学部に進学し、まずは医師にならないと話になりませんが、彼は難関を突破し、国立の医学部に進学しました。(東大ではありませんが)
また、国家公務員になって国を動かしていきたいと言っていた学友は、見事東大に合格し、国家公務員となりました。
親が何から何まで準備し手を貸しした子は、大学受験では苦労したようです。
至極当然のことですが、そういう目標を持つ子は頑張りがきくし、大学受験も目標に至る単なる通過点に過ぎないと考え、そこを超えていきます。
勉強の中に楽しみを見出す
また、きっかけは何であれ、勉強を始めると、勉強そのものが「面白い」と感じられてくるものです。
興味をひくものは個々様々ですが、勉強の中に楽しみを見出す子も力をつけてきます。
東大合格レベルの学力を身につけるということは、その子の生き方、考え方がそもそも重要だというお話でした。
我が子がなかなか親が思うように勉強してくれないと感じている保護者の方は、一度本書をご覧になることをお勧めします。
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