附属校の長所を最大限に生かして生徒を伸ばす~近大附属中学校(後)

「近大附属中学校の魅力を語ってもらいました」の後編です!

近大附属、学習への取り組みとは?

いよいよ、保護者の方が最も重視するであろう「勉強への取り組み」についてです。

勉強に対する取り組み
【デジタル機器を最大限活用する】
本校では、充実したICT教育環境を最大限に活用して、生徒の興味関心を引く様々な教材を提供し、学習へのモチベーション向上をはかっています。デジタルで授業時間の外に出すことができる内容はできるだけ家庭学習に移行させることで、授業では協働学習やアクティブラーニングの時間を確保できるように工夫しています。教科によって反転授業の取り組みも実践しています。タブレットを利用した小テストでは、間違った問題の復習課題を、各個人に応じて配信することもできるので、ピンポイントでの弱点補強が可能となりました。【補習授業の実施】
定期試験においては、結果が思わしくなかった生徒に対する対応として、補習授業を行っています。テスト終了後の1週間と次のテスト1週間前の期間を利用してしっかりとした学習習慣を定着させる補習となっています。【大学入試改革に向けて】
2020年の大学入試制度改革に向けては、本校が目標としている「自立した学習者」の育成によって、大きくは対応できるものと確信しています。基礎学力の定着はもとより、思考力・実践力の育成については、ICT教育をベースにおいた、協働学習・アクティブラーニングによりしっかりと育成することが可能であるとの手応えを感じています。

 

近大附属中学でがんばっている教え子がいます。

話を聞くと、課題の指示や提出など、けっこうタブレットで行っているということ。細かい指示はすべてタブレットに来ますから、それを見て、課題をこなし、場合によってはタブレットで課題を提出なんてこともあるそうです。

さすがに、数学の問題を解くとか、英語のプリントをするとかいったことは、ノートやプリントを直接先生に手渡しているということですが。

話を聞きながら、近大附属はタブレットをかなり有効に使っているという印象を受けました(以前、高校の方がタブレットを活用している学校としてフジテレビの「めざまし」で紹介されていましたね)。

クラブ活動への取り組みを語ってもらいました

クラブ活動への取り組み

中学校のクラブ活動は、平日に2回の活動休止日を取り入れ、学習とクラブをしっかりと両立できるようにしています。

限られた時間の中で、自ら考えて行動することは、クラブ活動でも大切にしていることです。

そんな中で、本年度は、サッカー部が大阪代表として近畿大会を勝ち抜き、全国中学校サッカー大会に出場を果たしました。

また、将棋部は、団体戦で大阪代表として西日本大会に出場しました。

 

いや、なかなか頑張っているようです。

学校行事への取り組みはどうなっているのでしょう?

学校行事への取り組み

生徒会や生徒サポーターを中心に、生徒が考えて実行する学校行事を目指しています。

自ら考え行動することで、生徒の達成感は非常に大きくなります。

日ごろの学習では目立つことのない生徒が、ある行事においてリーダーシップを発揮し、新たな一面を発見することも多くあります。

体育祭では、チームを縦割りに4ブロックに分けて行います。

学年を越えた人間関係の形成にも役立っています。

最近は、生徒募集活動(学校説明会やオープンスクールなど)にも生徒が積極的に参加しています。

本年度のオープンスクールには120人を越える生徒サポーターが参加して、企画・運営を担ってくれました。

まさに自校教育そのものであり、自己肯定感を高めるイベントとなりました。

 

体育祭の様子

夏季学者

 

医学部への推薦制度など

医学部への推薦など、特に伝えておきたいことがあります

医薬コースには、近畿大学医学部・薬学部への特別推薦制度があります。学校での学習成果を基準として、学科試験免除で進学することが可能です。

全コースともに、近畿大学の各学部(医学部を除く)には、本校独自の特別推薦制度があります。入試の成績にとらわれるのではなく、本校独自の推薦基準を設定し、大学に入学後に生きる学力の育成を目指しています。

主体的に学習し入学後にしっかりと成長できる生徒の獲得を目指して、平成30年度入試より自己推薦型入試「21世紀入試」を導入します。受験勉強だけでははかることのできない後伸びする潜在力を持っている生徒を発掘することが目的です。詳しくは本校ホームページをご覧ください。

 

前編で書いたように、関西で医学部を擁する大学の附属中学校は、ここ近大附属だけ。

その恩恵を最大限受け取るには、もちろん成績上位を維持しておくということが不可欠です。

医学部医学科は本当に狭き門ですから、内部推薦が受けられるというのは、とても意味のある事のように思います。

大学医学部での実習体験

それとは別に、本校の先生とお話しさせていただいた際、次のようなことをおっしゃっていたのを思い出しました。

うちに来る生徒は、中学受験の進学塾でバリバリやっていた子は少ない。でも小学校の時そんなにさせられていなかった子の中で、中学になってぐんぐん伸びる子がいる。

こういったことからも、平成30年度から実施する自己推薦型入試「21世紀入試」を導入することになったのかな、と思います。

高校もマンモス、大学はさらにマンモスな学校ですが、中学から入学した生徒は、6年間じっくり育ててくれる学校だと思います。

いまは、阪神なんば線もありますから、大阪や奈良方面だけでなく、兵庫県からも十分通える(ただ、駅からは少しありますが(*_*;)範囲ですね。

 

以上で、近大附属中学の紹介はおしまい。

読者の皆さんで、もっとこんなことを知りたい、と思うことがあれば、ご連絡ください。

附属校の長所を最大限に生かして生徒を伸ばす~近大附属中学校(前)

前編を見る

中学のことをもっと知ろうにもどる

記事が気に入ったら「いいね」してください!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください