中学受験に塾は必要ですか?2

塾をやめて背水の陣で受験に臨むという選択

受験までの勉強方法やスケジュールの立て方

塾をやめた場合、3教科または4教科を、きちんと入試レベルまで自分の勉強だけで持っていけるか、これが心配です。
そこで、受験までの何か月間かに「何」に「どのように」取り組むか、これはあらかじめ徹底的に考え抜きましょう。

やることその1 教材準備

まず、ベストな教材を準備しましょう。
少し大きな書店に行けば、かなり多くの種類の教材は置いています。
今どき、アマゾン辺りを探せば今現在の子供にとってのベストな教材も入手可能です。

また、5年生が終わるまで塾に通っていたのなら、その間に使ったテキストを徹底的に理解するというのも「あり」です。

志望校に合格するというゴールに行きつく方法は、100人いれば100通り。
ですが、大切なことは「本番の試験で合格できるだけの得点を挙げること」です。
そのためには、どんな教材でもいいですが、自分の頭脳をフル回転して問題と向き合う時間を日々作っていくこと。こういう状態で取り組んでいくことができたら、考える力も記憶力も磨かれていきます。
何も塾の課題に必死で取り組み、睡眠時間を削って眠い目をこすりながらアップアップしてついていくことが唯一の方法ではありません。

「大量に問題を解く」以上に大切なことは「少ない問題でも徹底的に考え抜く」ことと「ひとつひとつをきちんと理解していく」ことです。

問題をたくさん解くというのは、理解を定着させるため、あいまいな部分を体に沁み込ませるために、必要なことですが、その順番を間違えてはいけません。

やることその2 目次コピーし、勉強の流れを決める

内容をしっかり吟味した上で、選定したら、次は目次をコピーしましょう。

何日かけて一通り終わらせるか、どんなペースで進めるか、1週間の流れを考えて決めていきます。

6年生で、頭からこういう取り組みを行うのであれば、ボリュームにもよりますが、だいたい2ヶ月~3ヶ月を目処にスケジュールを組みます。できれば夏休みまでに2周させます。

算数であれば、ほとんどの塾では必要なことを5年生の間に終わっているはずですから、先の計画のところで、苦手なところから取り組むようにすればいいですね。

ただ、算数といっても、数量編、図形編、文章題編のように細かく分かれていることが普通なので、結構なボリュームです。

夏休みを機に塾をやめた場合は、夏休み中に一通り終わらせる計画をたてましょう。

やることその3 入試問題への取り組み

志望校の入試問題(過去問)は10月を過ぎてから集中的に取り組めば間に合います。ただ、いろいろな問題に当たるのは大切なので、いわゆる電話帳と呼ばれる入試問題集で、易し目のところから、1週間に1、2校分、時間を少し短縮してやるといいでしょう。
ひととおりの基本が使えるようになった段階で取り組み始めてもいいので、早い場合は夏休みから少しずつ進めてもいいでしょう。

理科は夏前までは徹底的に暗記事項に取り組みますが、平行して、力学などの計算を伴うものを少しずつやり、夏休みにテキスト1冊を徹底的に仕上げます。

同時に、電話帳を少しずつ。入試問題に取り組めば自分で何が足りないかが明確になってきます。

国語については次回。

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