難関中学、合格する子だけが持っている「はっきりした動機」

合格する子は「はっきりした動機」を持っている

合格のために強い動機を持とう

難関中学合格は難しいが

中学受験は出場してもしなくてもいいレースみたいなものです。

エントリーするかしないかは自由、何も準備していなくても参加できるし、今は参加せず、3年先の高校入試というレースにエントリーしてもいい。

難関中学校受験というレースにエントリーしても、準備が十分ででなければ、最後まで走り切れません。かといって、何年もかけて十分準備をしていても合格というゴールを切れない人も多くいます。合格を取ってくるのって、なかなか大変です。

強い動機を持っている子は崩れない

そこで活きてくるのが、「しっかりした動機」つまり、「どうしてその学校に行きたいと思ったか」なんですね。

動機は子供の心を強く引っ張り、ゴールまで導いてくれます。中学受験を「苦しい試練」から「楽しい経験」に変える役割も果たしてくれるでしょう。
「どうしてもその学校に行きたいし、そのためにはめちゃめちゃ頑張らなあかん。でもどうせ頑張るんやったら、しんどいしんどい言うて苦しんでるより、明るく楽しくやってしんどいことを乗り越えた方がええやん」ということです。

その学校に通学して楽しい学校生活を送っている自分を想像し、そういう生活が送れるようになりたいから、今は頑張るとき。そうやって自分の気持ちを奮い立たせることができるのも、「はっきりした強い動機」があるからです。

動機が強い子はスランプも乗り越える

もちろん、やってもやってもなかなか成績が上がらなくて「苦しい」時期はだれにでもやってきます。スランプに陥るときも来るでしょう。

動機が弱かったら、こういった苦しいときを乗り越えられず、成績はそのままずるずると後退してしまいます。特に、「いやいややってる」「やらされている」感覚が抜けない子は、苦しい、しんどい面だけ見てなかなか前に進めません。

ですが、はっきりした強い動機が親子の中にしっかり根付いていたら、ゲームで強敵に挑むときのように、跳ね除けやっつけながら前に進むことができるのです。

こんな動機で十分合格する!

教え子が自分で話してくれた「動機」を、いくつか紹介します。

・将来宇宙飛行士になりたいから、体力と知力を磨いておくために難関中学に行きたい
・お父さんのようなお医者さんになりたい
・地元の中学に通う男の子たちが怖すぎるので、どうしても違う学校に行きたい
・算数が好きだし得意なので、中学に入ってもそれを活かせる難しい中学に行きたい
・テレビで見た国境なき医師団にあこがれたから、お医者さんになれるように中学でも勉強する
・難しい中学に合格したらかっこいいと思って

などなど、様々です。
「え?そんな理由?」というものでも、本人が本気ならそれでいいのです。

この「行きたい理由」を自分の中で何度も確認し、言葉にして親と話し合い、動機を親と共有できている子は強いし、目標とする学校に合格してくる可能性が非常に高い。明白な証拠は?と言われたら困りますが、ボクの経験上強くそう感じています。

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