難関中学合格は動機で決まる

なぜ中学受験をするのか。
なぜその学校に行きたいのか。
なぜ子どもをその学校に行かせたいのか。
これにはっきり答えられたら、志望校合格の可能性は高くなります。

中学受験をする理由をはっきり言葉にしましょう

中学受験をする理由は人さまざまです。

そもそも中学校教育は義務教育ですから、何もしなくても地元の中学には行けます。
でも、そこに進学せず、別の中学校に進むという選択をするというからには、何か理由があるはずですよね。

単に「地元の中学校には行きたくないと思った」のかもしれないし、「かわいらしい制服の学校にあこがれた」のかもしれません。
「優秀な子が集まる学校で自分も一生懸命勉強してみたいと思った」のかもしれないし、「親戚のお兄さんが行ってて楽しそうなので自分もその学校に行きたくなった」のかもしれません。
他にもいろいろ、地元の中学に行かない選択をした理由はあるはずです。

難関中学合格は簡単じゃない、しかし

だれでも行きたい学校に入学できればいいのですが、残念ながらそういうわけにはいきません。
どの学校でも、入学する前に入試という関門があります。受験生の間で人気が高ければ、合格を取ってくるのは簡単ではありません。中でも、大学受験の実績がいい学校は、優秀な受験生が集まり、入試問題もかなりレベルの高い問題になります。こうなると、合格を取ってくるのが至難の業です。

入試までにやらないといけない準備は山のようにあるし、貴重な時間を削って驚くほどたくさん勉強をしないといけないし、かかる費用も半端な額ではありません。親子そろって、何もかもそのために犠牲にするぐらいの覚悟がいります。(脅しではありません、念のため。)中学受験では、子どもの本気さと親の情熱が試されます。

動機は合格に向かう重要なファクターだ

そして、この「本気さ」と「情熱」を入試が終わるまで、ずっと持ち続けていくための燃料になるのが「はっきり言葉で表された動機」です。

この強い動機があれば、途中で親子のどちらか、または両方が息切れしそうになっても、必ず乗り越えられます。

難関校では、200名募集の枠に600名応募するなどということはざらで、この場合競争率は3倍。3人に1人しか合格できないのです。中学受験という一生に一度のレースは過酷です。

でも、親子で共有できている認識があれば、中学受験が成功する可能性は数字以上に高くなります。単に「そうなりたい!」という願望だけではなく、各家庭で、「なぜ中学受験をするのか、なぜ子どもをその学校に行かせたいのか」を子どもにはっきりと説明してあげましょう。または、子どもの口から「なぜその学校に行きたいか」をはっきり語らせてあげましょう。そして、折りに触れて親子でこの話題で盛り上がりましょう。

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