新型コロナウイルスとの闘いと中学受験

3つの密を避けて受験に向かう

いつ収束するか先の予想がまったくつかない新型コロナウイルス騒ぎ。
もちろん、ただの騒ぎで終わるわけではもちろんなくて、罹患して重症化する人や亡くなる人も日を追って増えています。政府もようやく重い腰を上げて、「緊急事態」の宣言に向かっています。

わたしたちに今できることは、3つの密を避けること。「密室」「密集」「密接」ですね。

中学受験と塾に通うことのリスク

中学受験をするためにせっせと塾に通う子供たちは、この3つの危険にさらされてしまう可能性が高い。

当初、子供は感染しにくい、とか、感染しても重症化のリスクは低いとか言われてきましたが、これだけ感染者の数が増えてくると、さすがに子供の感染も増えてきました。

それに、たとえ感染してもほとんど症状が出なかったり、あるいはまったく平気だったとしても、ウィルスを家庭に持ち込むことになって、周囲の大人や高齢者が感染してしまいます。

塾でも対策はたてています。

教室の喚起をよくすること、生徒同士の間隔を空けること、必ず手洗いさせること、机やいすの殺菌消毒、などは当然やっているわけです。

ですが、どうがんばっても「対策は100%できている」というわけにはいきません。相手は目に見えないわけですから、万全なはずの対策をかいくぐって侵入してくる。常にその危険はあります。

受験生の親も難しい選択を迫られます。

塾が開いているなら、そこに行かせて勉強させたい。でも感染してきたらと考えると心配。かといって、家においていても勉強がはかどるわけもなく、親子ともストレスがたまりまくる。

学校が休みになるのは仕方ないとしても、せめて塾で勉強はさせてほしい、という親がいる一方で、塾が開いていたら行かせないと出遅れるが行かせるのは心配なので、学校が休みの間は塾も休みにしてほしいという親もいます。

塾としても難しい選択を迫られているのです。

個別指導でもリスクはあまり変わらないかも

個別指導にしても、「密接」は避けられません。
しかも行き帰りに公共の交通機関を使うと、そこで罹患する可能性もある。
自家用車で送り迎えしても、塾の建物のエレベーターのボタンや、扉、ドアノブなどなど。手で触ることで感染する危険はあります。

要するに、外出すればウィルスにさらされる危険は回避できない、ということですね。

緊急事態宣言が出たら、塾の授業も休講になる可能性が高い

東京や大阪などの大都市圏を中心に、緊急事態宣言が出る可能性が高いのですが、そうなると、進学塾の授業も休講にせざるを得ないでしょう。

かといって、受験に向けての勉強を止めるわけにはいきません。

映像授業があれば目一杯活用する

大手の塾では、こういった事態に対処するための「映像授業」を行っているところも多いです。塾の映像授業は目いっぱい活用してください。

もともとは塾の授業を欠席した生徒用に作成してあった映像の授業を活用して、塾が休みの間それを使って勉強させるというものです。
ただこの場合、授業は完全に一方通行になります。受講する側の主体性が非常に大切で、ただ映像が流れているのを眺めている、という状態だと、内容が頭に入ってきません。重要なことも頭に残らないでしょう。
ノートと筆記具をしっかり準備し、分かりにくいところは繰り返し見て、理解できたことをノートにまとめていくというような受講が望まれます。

慣れないうちは、親が受講の仕方を子供のそばでチェックしていくことも必要でしょう。
初めのうちは、必ず親が一緒に映像授業を見てください。

「学校も休み、塾も休み」をチャンスととらえましょう

こんな書き方をすると不謹慎だと非難されそうですが、家の中でただ悶々としていてはもったいないのも事実です。

ゲーム三昧、漫画三昧も、少しはいいですが、はっきり言って時間の浪費。

算数の問題に取り組もう

できた時間を、過去にやった内容の復習に当てましょう。算数であれば、テキストの理解不十分なところを最初からやり直したり、そのときはできなかったCレベルの問題を考えなおしたり、復習テストの問題をもう一度解き直したり。

本も読んでほしい

勉強ばかりしていても集中は続かないので、読書(マンガ以外、とは言いません。現に、「マンガ日本の歴史」は東大生の必読書だったというのもよく聞きます)にも時間を割きましょう。
内容的に少し難しいかな、というのをじっくり読めるチャンスです。自分で面白いと思えるものなら何でもいい、ジャンルを問わずチャレンジしましょう。
(国語で「中学受験に出た」書籍を読ませたい、というお母さん方も多いのですが、それにこだわり過ぎると、子供の読書の芽を摘んでしまうかも、なので要注意です。特に男の子には無理強い禁止で)

スカイプの算数や国語の授業も試してほしい

お家で、パソコンやタブレット相手に受講するので、感染のリスク「ゼロ」、
しかも「個別指導」なので、痒いところに手が届く指導ができます。
現時点で強化しないといけないポイントに絞った指導も、長期的に鍛えていかないといけないことの指導も、子供の状況を見たうえで判断し、アドバイス。
ピンポイントで成績アップにつながる指導を行います。

詳しくはこちらから。

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