宿題をするペースをつかもう

新学年のペースは親が作ってやろう

みなさんのお子様は新しい学年のペースに慣れたでしょうか。

新学年の授業が始まって3~4週間ほどたてば、そろそろ新しい学年のペースに慣れていかないといけません。

学年が変わると、テキストも宿題の量も今までと変わってきます。

宿題が多くなったり、授業時間が長くなったりしますよね。

授業時間が長くなり、通塾する日数が増えるだけでも、子供たちにとっては大きな負担です。

さらに、宿題の量も増えるので、一気に大変さが増すのです。

今までのペースでやっていては、なかなか宿題が終わりません。

先日も、メールセミナーを受けていただいている保護者の方からこんなご質問をいただきました。

新学年になって、なかなか自分のペースがつかめず、いつも宿題をやっとのことで間に合わせている状態です。

計画を立てるとか、優先順位を考えるとかはなく、とにかくマイペース。

どんなやり方でさせればいいか、いい方法があれば知りたい。

かいつまんで言えば、こんな内容のご相談でした。

勉強のスタイルは人それぞれですから、
お子さんにあったやり方でちゃんと結果を出せればそれでいいはずなのですが、
子供に任せるとなかなか結果は出てきません

子どもも5年生や6年生ともなってくると、反抗期も始まり、
なかなか素直に言うことを聞いてくれなくなってきて、
親が主導権を握ってさせるには限界があるように感じます。

ですが、はい、そうですか、という訳にはいきません。

新学年のペースは親主導で作りましょう

もう既に、うまく軌道に乗っているというのであればそれでいいのですが、そうではないご家庭も多いと思います。

まだペースをつかみかねているという場合は、しばらく親が主導権を握って、勉強のペースを作っていってあげてほしいと思います。

1 計画

一方的な押し付けではうまくいきません。

まず1週間のスケジュールを、親子で練り上げましょう。

このとき大切なことは、子どもに主導権を持たせて考えさせ、親がサポートすること。

サポートするコツは、無理な予定にしないこと。

あれもこれも詰め込んで、息抜きする暇もないようになれば、必ず行き詰ります。

好きなことをする時間も、できれば確保しておきたいですね。

そして、自分で考えた予定(親がサポートして考えたとしても)だから、がんばってこなしていく、という気持ちにさせてください。

2 実行

だらだらやってしまって、予定を消化できない、なんてことはよくあります。

時間管理は親の役目、上手に時間を使わせてあげてください。

お父さんかお母さんが家にいる時間であれば、その目の届くところでさせる、ということも考えましょう。

子どもの勉強部屋ではなく、リビングでさせるのもいい方法です。

3 内容の管理

子どもがやったノートにざっと目を通す、でもいいのですが、はじめのうちは、少し細かく目を通しましょう。

やらないといけないページは終わっているか、

内容は理解してやっているか、

覚えないといけないことは覚えているか、

などは、特にきちんとチェックしましょう。

理解できていないのにノートだけ埋まっている、

とか、

覚えないといけないことが覚えられていない、

とかは、よくあることです。

こういったチェックは、特に最初が肝心です。

親が徐々に手を引いていける状態に持っていく

中学受験は、子どもの入試ですが、ここに挙げたように、かなり親が手をかけていかないといけない入試でもあります。

ですが、これを何日も何か月も続ける必要はありません。

というか、続けてはいけません

子どもが、勉強のペースにのってきた、ということが見えてきたら、少しずつ手を放してあげましょう。

もちろん、完全に手を離してしまうことはできません。

子どもも気の緩みから、大コケすることもあります。

時々、思いっきり「喝」を入れないといけないこともあります。

ですが、自分の頭を使い、優先順位を考えた勉強ができるようになっていかないと、難関中学の合格は難しいのです。

この段階まで来ると、親の役目は、困っているときにアドバイスをしてやること、時々思いっきり気分転換させてあげること、落ち込んだときに自信を持たせてあげること。

入試までの道のりは長いです。

順調にいくこともあれば、そうならないことも多い。

成績が思うように出てこないときに、親が「とどめの一撃」をしてはいけません。

親子で中学受験という、目の前に立ちはだかった壁を乗り越えるために、親としての役割を(かなりエネルギーは必要ですが)しっかり果たしましょう。

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