6年生の受験校はぎりぎりまで様子を見て決めて大丈夫!

6年生になったばかりの3月春休み。

受験を控えた6年生が受験校を最終的に決定する時期は、本来もっとずっと先です。

なぜ、春休みのこの時期に受験校決定の話があるのか?

今回、どうしてこのタイトルなのか、ということからお話しします。

先日、今度6年生になる保護者から問い合わせを受けました。

その保護者、我が子が国語が苦手なので、国語の個別指導塾に行かせているのですが、そこで、担当の先生から次のようなお話をいただいたと言います。

「もうすぐ6年ですから、そろそろ受験校を決めていかないといけません。公開の結果を見る限り、国語はそれなりの結果ですが、算数と理科が少し目標値を下回っているように感じられます。受験校を見直した方が良くありませんか?」

こういった内容だったそうです。

確かに、その生徒の公開の偏差値(最新のもの)では、本人や保護者が希望する学校に、あと少し足りていません。

「先生、うちの子の受験校、どうしたらいいでしょう?」

結論から言えば、早くても9月、ぎりぎり11月いっぱいまで成績の出方なり、本人の頑張りなどを見て決めてあげるべきです。

子どもの成績というのは、今出している成績結果が全てなわけではありません。

その子も、前々回の公開では、算数と理科が目標偏差値を上回り、国語が少し低迷していました。

最新の公開結果では、これが入れ替わっていたのですね。

そして、この結果だけ見てものをいう、国語の個別の先生、今まで6年生の受験指導をしたことがあるのでしょうか。

心配になり、保護者に尋ねたところ、まだまだ若くて経験不足という印象を受けました。

子どもの成績は最後まで安定しないし、油断できない

実際、

大部分の子どもは成績が安定しないものです。

今回は偏差値が60を超えたと思ってほっとしてたら、その次の回で平気で偏差値50を叩き出してくる。

そんなこともしょっちゅうあります。

ですから、われわれ塾の講師がしないといけないのは、その結果を冷静に分析し、その子に今何が欠けているかを洗い出し、それときちんと向き合ってさせていく、目標校に合格していくためにこの時期なら、抜けている部分を埋めさせていくということでしょう

あるいは、成績が大きく低下した原因はその子の油断だったかもしれない。または、課題を適当にやって過ごしてしまっているのかもしれない。

それを見極め、その子にとってのベストと思えることをさせていく。

こういったことを6年生の夏ごろまでしっかりさせていくことで、成績は多少なりとも安定に向かいます。

そして、そういったもろもろをさせた結果、10月や11月の公開模試、過去問演習などの点数の出方、間違い方を精査し、最終的な受験日程をくみ上げていく。

おそらくこんな流れになるでしょう。

それを、6年の今の段階で決めていくなど、とんでもないことです。

ある意味、その子の芽を摘んでしまうのではありませんか。

受験生の保護者の皆様

我が子の成績が安定しなくても、それが普通です。

もっと本質的なことに目を向けてあげてください。

それは、

課題をしっかりこなしているか、適当に流していないか。

さぼり癖が出ていないか。

疲れがたまりすぎていないか。

点数の出方よりも、こういった部分がしっかりできているかどうかに目を配ってあげてほしいと思います。

やるべきことをコツコツこなしている子は、入試までに間違いなく伸びるし、目標校への合格圏内に入ってきます。

今の成績がすべてではありません。

塾で受験校を決めるにもどる

記事が気に入ったら「いいね」してください!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください