創立30年、東大寺と肩を並べる 西大和学園中学校

中学受験、学校のことをもっと知ろう

西大和学園中学校

今回は奈良県の進学校、西大和学園を取り上げることにしました。

立地

JR大和路線の王寺駅から、歩けば15~20分の立地。

天王寺駅から快速電車に乗って15分。大阪市内からは意外と近く、通いやすいところにあります。

学校前までは王寺駅からバスも出ています。

沿革と歩み、その他もろもろ

中学校は1988年開設なので、今年で27年。

当初は、進学実績で「東大寺学園に追いつけ、追い越せ」とばかり、生徒に猛烈に勉強させる学校でした。

盆休みや正月休みも返上しての、勉強、勉強の毎日。

実際、当時この学校に進学した生徒は、ほとんど休みなし。

お尻を叩かれ、徹底的に勉強させられていました。

当時、学校の説明会に西大和を訪れたことがあります。

校長や教頭が学校の中を案内してくれました。

そして学校への呼び出しについてお聞きしたときに次のように語っていたのを思い出します。

「うちは、決して生徒たちに強制的にさせてるわけではないのです。ただ、先生方が熱心で、盆や正月でも休みを返上して子供たちを呼び出して指導してくれているのです。」

それだけ熱心にやっていらっしゃったのですね。

勉強ばかりではない

西大和は、大学進学のため勉強ばかりさせられている。

そんなイメージはないですか?

学校の宣伝のうまさもありますが、実際、西大和は行事が多く、非常に楽しい学校だというのは、最近の西大和に通う生徒たちからよく聞く話です。

富士登山やファームステイ、語学研修旅行、スキースクールにカルタ大会…

それなりに費用も掛かりますから、入学を希望される方は確認しておいてください。

大学進学実績

その成果はめきめきと発揮され、京都大学の合格者数では、奈良県一の進学校である東大寺学園と並ぶまでになったのです。

無理やり京都大学の合格実績を稼ぐために、他学部や他大学志望者を無理やり医学部の保健学科を受けさせているとか、真偽のほどはともかく、いろいろな噂がささやかれていました。

ですが、徐々に優秀な生徒も多く集まり始め、その実績は安定してきた感があります。

大学合格実績は、

東大 30名(内現役26名),京大 57名(内現役34名),阪大 21名(内現役8名),神大 27名(内現役11名)など(2018年度)。

国公立医学部医学科

阪大 1名,神大 1名など55名

となっています。

ですから,ざっくり言うと、学年で上位150番以内にいれば、現役かどうかはともかく、東大や京大、国公立の医学部医学科に進学できる可能性が高い、ということになります。

中学から女子クラスの募集も

入試制度もそうですが、募集についても西大和学園は変革を続けています。

2014年度入試から、女子の募集も開始。

もともと、高校からは男女共学の学校でした。

ところが、清風南海や洛南が共学化、優秀な女子を集め始め、大学進学の実績も出始めた。

で、西大和でも共学、と思いきや、中学校で募集する女子は女子専用のクラス。

いきなり男女共学にせず、帝塚山でやっているような「男女別学」制となっています。

男女とも入試は、2日目の午後。

女子の難易度はさすがに半端なく高くて、合格を取って来るのが非常に難しくなっています。

21世紀型特色入試(専願)

またこういった一般入試とは別に「21世紀型特色入試(専願)」も実施しています。

募集要項によると

様々な能力や得意分野、異なる背景を持った多様な生徒が中学に入学するまでに培ってきた力を評価します。例えば、特定の分野に強い関心を持ち、その向上に夢をかけて卓越した力を磨いている者や、グローバルな課題に積極的に向き合う活力のある者、身近な地域に課題に徹底的に向き合い考え抜いて行動する者などを評価します。「学力評価」の成績に加え、筆記試験(適性検査型の総合問題)、グループディスカッション、プレゼンテーション、面接等を実施して、提出書類とともに総合的に評価(点数化)します。

とあるように、学業だけではなく特定の分野でがんばってきた成果が反映されるようで、大学受験で言えばAO入試のようなものでしょうか。

2018年度入試結果

男子

受験者数:1020名

合格者数:471名

合格最低点:284点/500点

実質競争率:2.17倍

女子

受験者数:277名

合格者数:51名

合格最低点:326点/500点

実質競争率:5.43倍

今でもスパルタなの?

実は、最近の西大和学園は、かつての悪名高いスパルタ指導をやっていない、という風に感じられます。

これはどこの進学校でも言えることですが、大学進学実績を稼ぐために、初めのうち、学校側は必死になって、子供たちに勉強させます。

今、大阪桐蔭はどちらかというとこの状態ですね。

ある程度実績が上がってくると、徐々に優秀な生徒が集まってきて、そのうち、それほどビシビシさせなくてもちゃんと難関大学に合格を取ってきます。

こうして、徐々に生徒任せでも実績が出てくるので、学校側はそれほど必死にさせなくてもよくなっていくのですね。

灘も、東大寺もかつてはスパルタ指導だったのです。

西大和もこの段階になりつつあるということですかね。

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