
大阪星光学院中学校の入試結果
年度(平成) | 25 | 26 | 27 |
---|---|---|---|
志願者数 | 750 | 751 | 804 |
Ⅰ(4科) | 454 | 428 | 509 |
Ⅱ(3科) | 296 | 323 | 295 |
受験者数 | 703 | 726 | 765 |
Ⅰ(4科) | 437 | 421 | 489 |
Ⅱ(3科) | 266 | 305 | 276 |
合格者数 | 268 | 302 | 313 |
Ⅰ(4科) | 168 | 204 | 207 |
Ⅱ(3科) | 100 | 98 | 106 |
合格最低点 | 271 | 244 | 287 |
実質競争率 | 2.6 | 2.4 | 2.4 |
入学者数 | 189 | 196 |
受験者数は、ここ数年増えてきています。
昨年と今年を比べると40名ほどの増加。
今年は灘が受験者数を減らしました。その影響もあるのでしょうね。
ですが、実質競争率は、合格者数を増やしていることから、昨年と変わらず2.4倍でした。
ところで、みなさん、気になりませんか?
3科で受験するのと4科で受験するのとでは、どちらが合格しやすいのでしょう?
学校が発表しているデータからわかることを数値化してみます。
それは、受験タイプ〔Ⅰ・Ⅱ〕ごとの競争率。
25年 Ⅰ型 2.60倍 Ⅱ型 2.66倍
26年 Ⅰ型 2.06倍 Ⅱ型 3.11倍
27年 Ⅰ型 2.36倍 Ⅱ型 2.60倍
25年度は大差ありませんでしたが、26年度ははっきり出ています。
4科有利!
これはその年度の理科と社会の難易度がそのまま表れているということです。
理科の受験者平均が46.1点に対して、社会の受験者平均は64.2点。
星光の合否判定方法は、「(算+国+理)×1.25」,「(算+国+社)×1.25」,「算+国+理+社」のうちの一番いいものを採用する形(=アラカルト方式)。
なので、社会が極端に易しかった26年度入試では、社会選択者が有利となるのですね。
ちなみに、今年は、理科の受験者平均が63.0点に対して、社会は59.1点でした。
理科の方が易しかった(若干ですが)にもかかわらず競争率はⅠ型有利。
それはⅠ型で受験した場合のアラカルト方式が功を奏しているということ。
ですから、社会は取れるなら取った方がいいのですね。
各教科の点数は?
算数
今年度は算数がとにかく易しかった。
去年も易しいなあと思ったのですが、今年はとにかく簡単。
ですから、受験者平均も合格者平均もかなり高くなっています。
受験者平均は、H26が73.1点,H27が77.4点
合格者平均は、H26が90.4点,H27が95.0点
つまり、合格しようと思えば、75~80%の正答が必要ってこと。
来年もこの傾向なら、受験希望者は、難問は適当にやって、テキストのBレベルを確実に取れるように練習すれば十分な気がしてきました。
国語
26年の受験者平均はやたら低くて58.5点、今年度(27年)は76.4点。
これはおととしに戻った感じで、この程度の難易度の問題がやはり差がついてちょうどいいように感じます。
(合格者平均は82.1点と7割弱。)
で、いつも思うのですが、大阪星光合格のためには、ある程度の算数の力+教科のバランスが必要だなと。
国語もできるできないの差は、算数ほど極端じゃないにしても出てきます。特に今年のように算数で大差がつきにくい出題だと、国語力の持つ意味が大きくなりそうです。