希学園はどんな塾かご存知ですか?
ざっくり書くと、次のような特徴があります。
- 授業料が他塾と比べて高い,
- 拘束時間が長い,
- 宿題の量が多い,
- しかも難しい,
- チェックが厳しい,
- レベルが高い,・・・
ざっと書けば,こんな感じの塾です。
1 授業料が他塾と比べて高い
拘束時間が長くなる分,授業料は高くなります。
授業後,自習時間が設定されていて,基本的に選択する・しないは自由ですが,ほとんどの生徒はお金を払って自習をして帰ります。
何故選択しないのか,という空気があって,抜けづらいというのが多くの保護者の感想。
土日に行われる特訓系の授業も,基本選択は自由ですが,抜けづらい。
そんなこんなで授業や自習を選択していくと,授業料は当然高くなります。
しかし,他塾に行っても難関校に向けての特訓をきちっと選択していけば,実は授業料自体そう変わらなくなるので,希学園を選ぶにしても他塾を選ぶにしてもトータルはそう変わらない。それが実際のところでしょう。
2 拘束時間が長い
長いです。
先に書いた自習も含めて平日だと午後5時~10時は当たり前。
夏休みなどの長期休暇中は朝9時~夜9時はざら。
すべきことをその中で消化できていけば問題ないですが,多くの塾生や保護者の悩みはその先にあります。
課題を未消化のまま家に持ち帰る。寝る間を惜しんでやる。
拘束時間が長い分家庭学習の時間は短くなりますが,課題はむしろ他塾より多い。
この課題消化にみなさん苦しんでいるようです。
3 宿題の量が多い,しかも難しい
希学園の先生方は非常にまっすぐな方が多いのでしょう。
これだけのことをさせなければならない,と各教科の先生方がどんどん宿題・課題を出します。
結果,強化間の調整がなされないまま課題だけがどんどん膨らんでくる。
まともにこなしていこうとすると体がもたない,でもチェックが厳しいのでやらないわけにはいかない。
処理スピードが速い子供たちならなんとかついていけるでしょうし,内容が非常に濃い分,実力もつく。
希学園が最難関の中学校に非常に強いのはこういう理由ですね。
洛南の女子についても非常に強みを発揮しています。
ですが,このペースについていけない子らも少なからずいます。
彼ら・彼女らはいわば塾にとっての「お客様」になっています。
やっている内容が子供らの実力を大きく超えているので,時間ばかりかかって実力は一向につかない。
塾の選択ミスとしか言いようがありません。
希学園は,現在コースを3つ用意しています。
- 最難関を目指すPコース,
- 難関中学を目指すCコース,
- そして人気校を受験していくLコース。
一時、実績が低迷し、生徒数も減少、経営が危ぶまれた状態になったこともあるようですが、
ここ数年、かなり回復してきたという印象です。
そのために希学園は職員が一丸となって必死にやった,という印象を受けます。
少し前になりますが、希学園の講師の多くが他塾に流れていきました。(その多くは能開センターに移籍。)
管理人の知り合いにも移籍組が何人かいます。
その中には最難関のコース担当の有名講師も何人か含まれています。
辞めていった理由は分かりません。
希学園がこの危機をしっかり乗り越え,より受験生のためになる素晴らしい塾になってくれることを期待しています。
(追記)
一時「経営が危ないのでは?」という憶測まで流れた希学園ですが、その後入試実績も堅調に推移して、ようやく危機脱出!といったところでしょうか。
実際、希学園に通っていた子たちも志望校に続々合格した、という声はよく耳にするようになりました。
もちろん涙をのんだ受験生もいますが、先生方はよく頑張られたのではないかと思います。