
大阪星光学院中学校の算数入試問題解説
今回は「大問3」
新傾向の問題出現か?
問題自体は目新しくないのですが、設問が受験生の意表を突くもので、非常に戸惑った受験生も多かったと思います。
その問題が、これ。
太郎君はお年玉を8000円もらいました。この8000円で,240円のおかしと570円のおもちゃをどちらも1個以上買って,できるだけおつりを少なくするようにしたいと考えました。
⑴ おつりがないように買うことはできないことを説明しなさい。
⑵ 最も少ないおつりは□円で,それは,おかしを□個,おもちゃを□個買ったときです。
⑴の「説明しなさい」には、受験生もかなり面食らったのではないでしょうか。
※今回の解説は「管理人の音声抜き」という新しい試み(?)でお届けしています
他にもあった「受験生を戸惑わせる」問題
この年の「場合の数」の問題も、例年大阪星光で出題されるような形式ではなく、いきなり「円順列」や「数珠順列」を問う形になっていたこともあって、受験生はかなりてこずっているはず。
(しかし、小学校6年生に「円順列」や「数珠順列」はないやろ。大学受験生でも悩ましい問題なのに…)
こうしたやっかいな問題に時間を取られすぎることなく、上手に取れる問題で点数を稼いでいかないと、合格は難しいのですね。