大阪星光学院、届きそうで届かない合格最低点「63%」の壁。その理由は?

究学のサイトに大阪星光の入試分析を書きました。

合格最低点63%は「簡単」なのか?

そこにも書いたのですが、全体の合格最低点は400点満点中252.5点。約63%できていれば合格、と書けば意外と「簡単だった」ということになるかもしれませんね。

ですが、確実にこの63%をとるというのはけっこう難しい。

理由1:1点のミスも許されない過酷な現実

入試という決まった時間の中で確実に得点を重ねていかないといけないのですが、たとえば算数であればちょっとした計算ミスや勘違い、問題の読み間違いなどで点数はどんどん減っていきます。
仮に全問題の80%が得点できる実力があったとしても(20%程度はできない問題が入っていると考えた方がいいので)、その中で2個、3個とミスをするとあっというまにこの63%を下回ってしまう。

理由2:12才を襲う入試本番のプレッシャー

まだ小学校6年生、12才(中には11才の子もいる)という年齢で、最初から緊張感なく、普段通り問題に向き合える子がどれだけいるでしょう。中には緊張のあまり気分を悪くする子も出てくるような年齢です。
問題を解き始めたらそんな緊張感など忘れてしまう、そういう子もいますが、多くの子どもたちはちょっと難解な問題にぶつかると、それだけで頭の中が真っ白になってしまいます。
ボクが教えていた子らの中にも、その緊張感、というかプレッシャーに呑み込まれて、普段の実力からかけ離れた点数を取ってしまって不合格になった子も多く存在していました。

ですから、たかが63%、されど63%なんです。
この63%を確実に仕留めるには、ふだんから「ミスをしない練習」「緊張しない訓練」をしてください、などとは言えません。

ミスを防ぐ「丁寧さの差」は日々の練習から

ではどうしたらいいか。

ミスをしないためには、ふだんから1問1問とていねいに向き合う癖をつけること。計算ミスもそうだし、問題の読み間違い、勘違い、これらは普段の練習の中で改善はできます。最初は意識的にやる必要はありますが、そういうやりかたが普通になってくると意識せずとも徐々にできるようになるものです。
子どもたちはよく「ちょっとミスった」とか言いますが、入試本番ではその1問が合否を分けます。普段の練習で「あ、またミスった」で済ませるのか、「どうしてここでミスったんだろう?」字が乱雑だった、とか、問題文が読めていなかった、とかを突き止めるのか。そのわずかな丁寧さの差が、本番の13.3点差(算数の合格者平均との差)に現れるのです。

プレッシャーを「期待感」と「勇気」に変える周囲の役割

緊張やプレッシャーに耐性をつける練習は…。これは「ない」としか言いようがありません。6年生にできることは、練習を積み重ね、様々な問題に触れて自分の中に「落ち着いて対峙すればいい」という感覚を育て上げること、これに尽きるような気がします。
そもそも緊張やプレッシャーは「できないかもという不安」から生まれやすいと思うので、不安よりは「できるかもという期待感」を持たせるように、周囲の大人が気を付けてあげることが大切ではないかと思っています。
たとえばふだんからの声掛けとして、「今日のテスト、合格点期待してるわ」というものではなく(これはプレッシャーを与えます)、「この前のテスト、この大問2の書き込みが丁寧だったね」とか、「この計算ミスに自分で気づけたのは成長だね」と、できるようになった小さなことでもきちんとほめて、少しずつ自信を持たせるように仕向ける。それが本番で「自分はこれだけやってきたんだから大丈夫」という根拠のある自信(期待感)に繋がります。
また、合格最低点が252.5点ということは、逆に言えば147.5点は間違えてもいいということです。100点満点の算数なら37点は落としていい。この『捨ててもいい勇気』が、実はプレッシャーを減らす最大の特効薬になります。

大問ごとの簡単な分析と問題紹介はこちらです

算数の細かな解説等は「中学受験算数ザ・バイブル大阪星光学院」で紹介していますから、ぜひそちらもご覧ください(すみません、こちらは有料の商品です)

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