子供を読書好きにする

子どもを読書好きにするコツ

ふだんから本をよく読む子は、読まない子と比べて国語力が高い。

そうお感じの方も多いと思います。ですが、管理人の今までの体験から言って、必ずしもそうではありません。

読書は好きだけど、国語力は・・・という子も現にいます。

ですが、感受性をはぐくんだり、知識量を増やしたりしたければ、読書はやはり強い味方であることは間違いありません。

そこで、この項では、子どもを読書好きにさせるコツを考えましょう。

子どもに本を選ばせない

「子どもに本を選ばせる」のは決して悪い方法ではありません。ですが、子どもが途中で本を放り出していたら「自分で選んだのだから、最後までちゃんと読みなさい」と言いたくなってしまいます。

ですが、そういう形で子供にプレッシャーをかけると、読書を好きになるどころか、読書が重荷になってしまう可能性があります。

ですから、子どもに1冊選ばせて「自分で選んだ本」にすれば、その重荷から逃れられません。

そういう意味では、まず「子供に選ばせない」ことが大切です。では、本はどうやって選べばいいのでしょう

読まなくてもいいから、 本が「たくさんある」状態を作ってあげる

親の主観でいいですから、お父さんやお母さんが選んであげましょう。そして、これが大切ですが、10冊でも、20冊でも、本がたくさんある状態を作ります。

その中から子どもが好きなときに、好きな本を読み、やめたいときにはやめて、次の本を手に取ればいいのです。

気に入れば読み、そうでなければ読まない。それでいいのです。

読書というのは、読まなければならないというプレッシャーを受けながらするものではありません。

夏休みの課題で読書感想文というのがあります。これがあるせいで、読書というのは苦痛を伴うものだという意識を持ってしまい、読書嫌いになる子が多いのです。

ですが、好きなように「読んでもいい」し、「読まなくてもいい」という状態を作ってやることで、気が向いたら読む、そして、読む時間が楽しければ、また読む。

こういう状態に持って行ってやることが大切です。

つまり、読書の環境をつくってやる

家にある本を読む習慣をつけることが大切です。

ついでに言うと、親が読書好きなら、子も読書好きになる可能性が高い。これも環境です。

親がテレビでバラエティ番組を見てバカ笑いしていながら、子供に本を読むように強制するのは愚の骨頂です。

一緒に読書する時間を作ってやるぐらいの配慮は、最低限必要ですよね。

そのうち、家にある(親が用意したたくさんの本の中から)、好きな、あるいは気に入った本を好きな時に好きなだけ読むようになっていきます。

そして、小学校高学年や中学生になったときには、読書欲が強くなり、親の読んでいる多少難しい本でも、読むようになってきます。

図書館も活用しましょう

ですが、そんなにたくさんの本を用意できないことも多いです。

そんなときは、図書館を活用しましょう。

毎週、親子そろって、図書館に行く日を決めます。

図書館で本を借りるときは、読みたい本を1、2冊借りるのではなく、おもしろそうだなと思った本を、借りられる上限まで借りて持ち帰ります

ここでポイント。

「そんなにたくさん読めないでしょ?」「2週間で返さなきゃいけないのよ!」などは禁句です。

気に入れば読めばいいし、読まなければ読まないで、返却すればいいだけの話です。

借りた本は必ず読まないといけない、って、これプレッシャーですよね。

先に書いたように、プレッシャーをかけると、子供は読書を苦痛と感じます。

ここでの目標は「読書好きにする」でした。

何となく気になるから、パラパラとページをめくってみる。これでもいいのです。

その中で、気になるところがあればしっかり読む、時間がなければ、再度借りて続きを読む。

それぐらいの大らかさを持ってちょうどいいのではないでしょうか。

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