勉強ができることできない子のどこが大きく違うのか?
~東大ドクターが教える「塾に行かなくても勉強ができる子の習慣」より~
この問いに一言で答えるのは難しそうです。
勉強ができる子の一番大切な習慣
「東大ドクターが教える『塾に行かなくても勉強ができる子の習慣』」によると、そのポイントはたった一つ。
勉強に早く取り組もうとするか、じっくり取り組もうとするか、この違いだけです
こう断言しています。
勉強に早く取り組むってどういうこと?
少し具体的に書くと、できる子は学校から帰ってきて机に向かって「一気に仕上げようと集中する」。その目的が「早く宿題を仕上げてさっさと遊びたい」であってもいいのです。
とにかく、ほかのことには目もくれず集中して勉強する、その状態にさっさと入っていける。
これに対し、できない子は、「後回し」するのは論外としても、ゆっくり取り掛かってダラダラやってしまう。じっくり、というと言葉はいいですが、実は「集中しきれていない」ために、雑念が入ったり、ほかのことに気を取られたり、という状態でやっているので、効率が悪く、頭にも残らない勉強になっている、ということなんです。
これは、お母さんやお父さんも経験があるのではないでしょうか。
締め切り間近、あと2時間で仕上げないとヤバい!みたいな状態に置かれたら、何をおいてもその作業に集中し、一心不乱で取り組んだ、すると、不思議とダラダラやった時と比べて仕上がりがかえって良かった、などという経験です。
余分なことを考える余裕のない状態に自分を持って行って、一気にやってしまう。
これが「できる子がやっている勉強法」なんですね。
わが子を「できる子」に変身させる!
では子供がこういった状態で勉強に取り組むためには、何が必要なんでしょうか。
つまり、一気に集中して全力で勉強に取り組むためには、どういった状態、環境を子供に用意してあげたらいいのでしょうか。
それは、
1 ゴールを明確にしていること、
2 目標を達成した時の喜びがイメージできていること
この2点だそうです。
この勉強がここまで出来たら、思いっきり遊んできていいよ、とか、ちゃんと仕上げたら夕食まで好きなことをしていいよ、とかいった「餌」を用意してあげること。
さらに、全部終わったら、気持ちよく自分のやりたいことに取り組める、というその気分を吹き込んであげること。
子供の行動を直接コントロールしないこと
子供の行動をコントロールするのはなかなか難しいものがあります。
「宿題をしなさい」とか「机に向かいなさい」といった「~しなさい」というのは、子供の行動をコントロールしようとしているわけですが、そうじゃなくて、「子供がそうしたくなるような言葉かけ」をして、感情に働きかけて、行動に移させる。
行動そのものではなく、「感情」を通じて「行動」をコントロールするほうが、労力も少なく、得るものが大きいはずです。
お母さん、お父さん、子どもの行動をコントロールする上手な方法をしっかり身に着けて「賢い子供」に育てましょう。
なお、ここで紹介した「東大ドクターが教える 塾に行かなくても勉強ができる子の習慣」はこちらから手に入ります。
子どもの勉強をサポートするに戻る