超重要~6年生,秋からの追い込み

最後の追い込みで苦手強化も得意教科にできます

夏期講習が終われば、いよいよ入試まで4か月半。

6年生は、ここからが本当に大切な時期、というのをしっかり認識してほしいと思います。

ですが、しばらくは夏休み頑張った疲れが出るのもこの時期。

例年であれば、9月や10月に学校行事である運動会や修学旅行を控えていたりして、だらだらしたペースがずっと続いてしまいます。これでペースを崩す子もでてきます。

今年は、新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、いろいろな行事が中止や延期になっていますから、学校行事も予定通りにはいかない可能性は高いです。場合によってはオンラインの授業だけになってしまうかもしれません。ですが、こういったことでも子どもたちがペースを崩す原因になったりするのです。

そうなれば、せっかく上り調子できた成績が急降下、ということになりかねません。

保護者にとっては、受験スケジュールや受験校の決定、第一志望校が受験できるかなど、ただでさえ頭を痛めているところに、追い打ちをかけるような状況になってしまいかねません。

うまくこの時期を乗り切れば、第一志望の学校に向かって一直線、となるのですが。

管理人の娘の中学受験

参考までに(参考になるかわかりませんが)我が家の受験体験談を書き留めておきます。

我が家の受験では、特に上の女の子で、夏以降の過ごし方にやや失敗した感があります。

どこかに書いたと思うのですが、コツコツと頑張りがきく子で、とにかく地道に着実に勉強してきたのです(それで頭の悪さや要領の悪さをカバーしてきました(^-^;)。

10月、まさかの成績急降下

9月の運動会、10月の修学旅行と、浮足立つ行事が続き、夏休みに頑張った成果を帳消しに、10月の成績が急降下。
9月も10月も、やっていなかったわけではないのです。ただ、運動会の練習というのは体力が要ります。
修学旅行の準備は、やたら無駄な時間を取らせます。
落ち着いて勉強に取り組めなかったのもあったのでしょう。
思うような成績が出ず、おそらく本人が一番へこんでいました

そこで、親である私たちはどうしたか。

もちろん、少しは心配もありました。
でも心配すれば入試がうまくいくという話は、聞いたことがありません
親が焦って入試でいい結果が出るという話も知りません
何といっても受験するのは本人。
周りが必要以上に騒ぎ立てたからと言って、それで成績が戻るものでもありません。

ですから、気持ちを切り替えさせることが一番だと考えました。
10月の成績が分かるのは11月。あと2か月もすれば入試が始まるのですから、いまさら焦っても仕方ないというのもありました。

大逆転のまさかの秘策

で、何をしたか。

大好きだったハリーポッターの劇場版映画第1弾が封切りになったので、それを観に連れて行ったのです。
6年生です。11月です。入試まであと2ヶ月。しかも、人ごみに入っていく。風邪やインフルエンザも気になります。

でもそんなことかまってられません。
2時間半ぐらい映画を見て、そのあとおいしいものを食べて、その日1日目一杯楽しませたのです。

思いっきり気分転換させて、次の日から気持ちを切り替えて最後の追い込みに向かわせたのです。

そして結果は・・・

それが功を奏したのか、娘は第一志望の学校はじめ、大阪の最難関女子校も上位のコースで合格しました。

親が開き直った、というよりも、娘自自身が「やるっきゃない」と思い切ったことが良かったのでしょう。

4年生の後半から5年生の初め、塾で受ける公開模試の結果は、国語50ちょっと、算数45程度、理科40以下、社会45程度。

こんな成績の彼女でも、コツコツやっていく才能はあったのでしょう。

第一志望の学校では、その年、同じクラスから受験した子はほとんど不合格。

その中での合格でした。

しかも、算数が難問ぞろいだった中で、本人曰く「算数が一番できた」

あとで聞いたところによると、算数で受かったというのは本当だったようです(すみません、普通、受験した結果は合否しか分からないですよね。ところが、学校によっては各教科の点数を、塾に提供してくれるところもあるのです)。

算数、いつからできるようになった?と訊いたときの本人の回答。

「受験1か月前ぐらいかな?」

最後まであがけば結果がついてくる可能性も高くなる!

受験というのは、すべて終わるまでは分かりません。

ギリギリまで粘って粘ってあきらめ悪く入試本番に臨んでも、決して最後まであきらめない。その気持ちが合格を呼び込むことだってあります。

まだ何か月か残されていて、どうしても第1志望校をあきらめられないのだったら、チャレンジしたらいい。ただし、

入試まではとにかく「やれることはすべてやる」気持ちをもって臨むことと、お母さん、お父さんにお願いしたいのは、十分なバックアップを取っておくこと。具体的には、受験スケジュールの中で、確実に合格が取れると思うところも併願して受験させること。

ギリギリまで迷うのなら、易しい方を受験しなさい

あとひとつ、同じ日に実施される学校2校に出願し、ギリギリまでどちらを受験するか悩みまくる受験生、保護者(特にお母さんに多い)もいます。

でも、その場合、当日難しい方を受けて合格したという話は、残念ながら聞いたことがありません。

その場合は、絶対にやさしい方を受験すべきです。

もっと言えば、もう少し早く(せめて受験の1か月前)、最終的な決断を下してほしいと思います。

親が迷っていれば、子供にもその迷いは伝染し、子供が勉強に集中できないから。

この先、新型コロナウイルスの感染拡大の影響が中学受験にどう影響してくるかはわかりません。ですが、以上書いたことも参考に、悔いのない受験に向かってほしいと思います。

入試直前まで成績は伸びるにもどる

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