成績向上のための勉強方法の見直し
現状、各回の復習テストや確認テストがそれなりにできている人は、今のペースを続ける。
それでいいと思います。
しかし、夏期講習と平常授業の2本立てになるような夏期講習の期間は特にそうですが、時間をうまく使わないと、空回りしたり、時間がなく中途半端な勉強になったりします。
夏休み期間でなくても、学校があれば勉強時間は当然限られてきます。この場合も、どれだけ上手に時間を使えるか、が成績アップのカギになります。
「時間の使い方が下手」という人や、なかなか成績につながらない人向け
の内容を書いてみます。
宿題するときの流れを考える
どの教科でもそうですが、自分で考えたり、覚える工夫をしたりしないと力はつきません。
算数を例にすると、宿題をするときは次のような流れになるでしょうか。
ア 授業で習ったことを、テキストやノートに目を通して復習する。
イ 習った問題と同じような内容の問題(類題など)をやってみる
☆ イのあとすぐに答え合わせ
ウ 演習問題に、ページ順に取り組む
☆☆ ページごとに答え合わせ
間違えたところを、もう一度やってみる。
・アの見直しは必ずやってください。これをすることで、トータルの時間の節約になります。
・答え合わせは、全部まとめてやる、という人をよく見かけます。ですが、区切りごとにやることをお勧めします。
なぜなら、そこまでの自分のやり方は果たして正しいのか、理解できていたのかのチェックになるからです。
もし、この段階で正解できないようなら、先に進まず、再度テキストやノートをしっかり見直します。
・ウへの取り組み方にも工夫しましょう。
基本問題の場合は、
大問1つを仕上げるのに5分以上使わない。
小問は1問あたり2分以内。
これぐらいで答えを出すつもりで。
・あと、途中考えたことは何でもいいのでノートに残す。一見落書きのように見えても気にしない。
綺麗に仕上げることは考えてはいけません。(最初から綺麗な式が作れることはあまりない。)
ただし、基本問題については、すらすらできることも多いですね。
応用問題になると、
時間ややり方など、取り組み方次第で今後の成績の出方が大きく変わります。
時間配分は、1問あたり、基本問題+1~2分
頭の中だけで考えようとしない(手を動かす)。
特にこの「手を動かしながら考える」ということを重視してください。
公開模試などで、型にはまった問題はできるが、少し聞かれ方が変わるとできない、という人は特に。
ただし、考える時間は最高で5分。
それ以上やっていても、実際には「考えていない」ことが多いので。
できなかった問題の処理。
このやり方で、成績が決まるといっても過言ではありません。
A 解説を完璧に理解しようとする
B 理解できたことをもとに「解き直す」
解説はパッと見ても分からないことも多いので、この段階で、親が手を貸してあげるのは悪いことではありません。
解説に書いてあることを一字一句順に説明してあげてください。(親子喧嘩にならないように!)
子供なりの理解が整ったと思えたら、必ず「何も見ずに」解き直しておくことで、理解が徐々に定着していきます。
これを、ダラダラせずにやること。
ちょっとやっては、机の前を離れる、ぼーっとする、トイレに行く、…
もっと集中的にやって、一通り終わるまで席を立つことがないようにする、これを目指しましょう。
(時々、親が見ていないと思ったら、こそっと漫画を見てたとか、ゲームを隠れてやっていたとか、フツーにあります。集中的に仕上げて、堂々と漫画を読む時間やゲームをする時間を確保…といっても短い時間…しましょう)
まとめ
成績を上げるポイントは、集中力。時間を有効に使うために時間制限を「1問ごとに」設ける。
気持ちを入れて問題を「考えて」解く。
間違い直しの段階で解説を十分に理解し、その後必ず解き直す。
これらができれば、成績は必ず上がるし、上位に食い込んでいくことも十分期待できます。
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