優秀な子を育てる、親の年収以上に大切なこと

親の年収は子供の教育に大きく影響する

ごめんなさい、まさに「今更ながら」な話題です。

こんな記事を見つけました。「東大生の親」は我が子だけに富を“密輸”する~興味のある方はどうぞ。

東大生の子どもを持つ親の収入は、年収950万円以上が54.8%。

これは大学生ぐらいの子がいる、年収950万円以上の一般家庭の22%を大きく上回るのはもちろん、大学生の子がいる(若干区分は変わりますが)年収1000万円以上の世帯が24.4%という数字を、おそらくですが、大きく超えていると思われます。

我が子にお金をかけられる富裕層は、そうではない家庭と比べると、幼少期より多額の教育投資が可能で、有名難関私学に進学させることができ、その結果、東大合格へと進む。

ま、そんな分析は今まで散々見てきました。

東大生の親の年収データ

これによると、

450万円未満 13.5%
450万円~750万円未満 13.8%
750万円~950万円未満 15.7%
950万円~1050万円未満 19.4%
1050万円~1250万円未満 9.4%
1250万円~1550万円未満 11.1%
1550万円以上 17.1%

2012年の調査ということで、データは少し古いのですが…。

さて、管理人が「「東大生の親」は我が子だけに富を“密輸”する」の記事で興味を持ったのはここではありません。

子どもの教育には家庭環境の影響が非常に大きく現れる

同じ記事の後半。

2013年度の『全国学力・学習状況調査』の特別集計で、年収が高い家庭の児童・生徒ほど、教科の正答率が高い傾向が明らかになりました。家庭の経済力のみならず、文化資本の影響も被っている可能性が大です。

のうちの「文化資本の影響」という部分。

つまりは、平たく言えば「家庭環境」ということだと思います。

親がいつもテレビの前でグータラしている家庭より、親が読書に励み、家庭に蔵書がたくさんあるような環境の子が、そうではない子に比べて文化的素養が養われ、それだけでなく、それが教育環境に貢献していく、という感じでしょうか。

いつか書いたと思うのですが、子どもに読書を強要し、自分はゲームをしたり、マンガを読んだり、テレビのバラエティ番組ばかり見るという親の元で育った子は、よほどのことがない限り、難関大学進学には至らない、そういうことだと思います。

ただし、裕福な家庭環境でなくても、親があるいは他の家族が、子どもの教育資金のために懸命に働く姿を見て、その期待に応えるべく、懸命に勉強して、見事難関大を突破するという、ドラマのような話もあります(管理人の周辺でも何件かありました)。

中学受験を考えているというご家庭は、普通に考えて年収が一般家庭より多いはず。

その上で、優秀な子を育てる条件としては、年収以上に、家庭環境に留意してください、ということになるのでしょう。

ですから、これを読んでくれている保護者の方は、まず家庭環境ということを今一度考えていただけたらと思います。

→こちらも参考に(子どもを勉強好きにさせる

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