灘から東大理Ⅲに3兄弟を合格させたスゴ母!
「灘から東大理IIIに3人の子供を送り込んだお母さん」が話題になっています。
お母様の姓は佐藤さん。
最近本を出されて、一気に話題が広がったようです。
一部の言動がそこだけ取り上げられて、非難の対象となっている面もあります。
たとえば、週刊朝日のwebページ「息子3人を東大に入れた佐藤ママ「受験に恋愛は無駄です」」に掲載された記事。
受験に恋愛は無駄です(会場笑)。1日は24時間しかありません。女の子とスタバで2~3時間、お茶する。年1回ならいいですよ。けれど10回あれば30時間! その時間があれば参考書が1冊終わります。恋愛している場合ではないことを教えましょう。
賛否両論あるようですが、管理人は素直に凄いと思います。
灘中に合格するだけで、それは凄いこと
まず灘中に合格させるだけでも大変です。
それを男の子3人まで達成してしまう。
もうこの時点で「凄い」ことです。
実は、管理人の教え子で、3人兄弟の男の子がいましたが、その子らもそろって灘中に進学しました。
下の2人の男の子を教えましたが、そこのおうちは
「環境は整えるからあとは自分で何とかしなさい」という方針のもと、お金は出すが口は出さないという感じで、
徹底的に「自己責任」を、小学校の中学年の時には教え込んでいたようです。
それで、自分でどうしたいのかとことん考えさせ、子供が「灘中を目指す」という選択をしたので、塾に行かせました、といった具合です。
佐藤さんの子育てとはまた違う意味で、これもすごいと思います。
日本一の高偏差値大学は一握りの天才・秀才の行く学校
さて、佐藤さんの子育ての話に戻ります。
普通のお母さん方は(子供が灘中に行った中の、ふつうのお母さん方、という意味です)、難関を突破して一安心。
ほっとひと息つきますよね。
で、その「ほっとひと息」が油断になって、気が付いたら学内の成績がヤバいことになっているということもよくあります。(別に、灘中に限りませんが・・・)
しかし、佐藤さんにはブレのない信念というか、決めたことがあったそうです。
それは、「子供が18歳になるまでは勉強の面倒も手を抜かずきっちりみること」でした。
そしてその信念の結果、大学で、日本最高偏差値の東大理Ⅲに、3兄弟を合格させました。
これは、もうお母様を崇め奉らないといけないレベル!
佐藤さんのこの話を読んで、以前、といってももう10年以上前のことを思い出しました。
娘が中学受験で、第一志望の学校に合格し、入学式に親子で出たのですが、そのときの校長先生の話です。
「みなさんは、無事お子様が難関を突破し中学生になったことで子育ては終わったと考えていらっしゃるかもしれませんが、そうではありません。子供がちゃんと大学生になる18歳までは、親の責任であるし、子育ては18歳までだとお考えいただきたい。」
細かい話は忘れましたが、確か校長先生はそのときこのようにおっしゃっていました。
個々の家庭の事情は違いますから、みんながみんな、佐藤さんのような子育てをするのは難しいでしょう。
管理人の教え子のような育て方もあると思います。(お母様はキャリアウーマンでした。)
その家の事情に合った子育てを真剣に考えればいいのですよね。
子育てのエッセンスは使えます
佐藤さんは子供さんの幼児期に、「絵本を1万冊読ませる」と目標設定し、毎日、本を何冊も何冊も読み聞かせたそうです。
さすがに1万冊はきつそうですが、数をもう少し減らして、毎日1冊読み聞かせるとか、少し頑張ればできそうです。
管理人は日ごろから、一番力を入れないといけないのは「国語力」だと書いてきました。
(本の読み聞かせの効用・子供を読書好きにする・「天才児」を育てたお母さんに共通する育て方とは?など)
そして、読み聞かせは最も手軽で、力を付けられる勉強法です。
読み聞かせを通じて、「知識を得る楽しさを教える」「幼少期から活字に慣れさせる」「親子のチームワークで勉強する」ということはその後の勉強や受験に大いに役立つことではないでしょうか。
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