塾での成績を上げるヒント
どんな子が、塾で成績を上げていくのでしょうか?
そして、どんな子が成績を上げることができないのでしょうか?
いくつか、思いつくことを列挙します。
1 授業中の様子
当たり前に思うかもしれませんが、成績を上げていく子は授業中、一生懸命先生の話を聞いています。
こちらから質問したことも一生懸命考えます。
でも、その当たり前のことができない子が多いのです。
すぐボーっとしてしまう子。集中力が続かない子。前を向いて聞いているフリをしている子。
もちろん、塾の講師としては、そういった子を放ってはおけませんから、あの手、この手で授業に引きずり込みますが、簡単にはいきません。
授業中によくちゃちゃを入れる生徒もいます。
一見、参加しているようですが、大切なことは聞いていません。
こんな子も、まず伸びません。
2 宿題のやり方とノートチェック
できる子は一生懸命やってきます。(ま、これも当たり前ですが。)
ノートを見るとおおよそのことは分かります。
伸びていく子は、ノートが綺麗ではありません。
消しては書きを繰り返した後も随所に見られます。
考えた跡もたくさんあります。図を描いたり、表を書いたり。
これとは逆に、初めからきれいにノートを作っている生徒は、成績が上がりません。
丸ばかりのノートは疑ってかからないといけません。(これは女子に多い。)
自分で考えてやったのか?解答や解説をそのまま写しているのではないか?
間違い直しもチェックしないといけません。
やりっぱなしで、○×だけつけて終了というのは論外(男子に多い)。
やり直し欄に、赤ペンで正しいやり方をきっちり書いているノートもたまに見かけます。
これもただ書き写している可能性が高いです。
やり直し欄が、書いては消しの繰り返しのようなノートは、見かけは悪いですが、力はついていくでしょう。
3 成績で一喜一憂
公開模試や、復習テスト。成績で一喜一憂してしまうのは仕方ありません。
さて、伸びていく子はこの先が違います。
テスト終了後、できていないと分かっていても一生懸命見直しをします。
伸びない子は、点数だけにこだわります。
自己採点をするのはいいのですが、点数だけがすべて。どこで間違えたか見直す。間違えたところをやり直す。こういうことを全くせず、○○君に勝った、負けたとそこだけクローズアップ。
こんな子は、まず伸びません。(男の子に多い。)
逆に、終わったテストの自己採点や見直しができない子もいます。
現実を直視しない子も伸びません。(女の子に多い。)
4 家での生活、お手伝いや遊び
成績のいい子は、お家の手伝いもしっかりできる、そんな話を聞いたことはないでしょうか。
また、こんな話もあります。
成績のいい子は、遊びも一生懸命やっている。
逆に、お家の手伝いもせず、遊ぶ時間も持たず勉強ばかり優先させてやってる子はあまり伸びない。
あんなにやっているのに、うちの子、全然成績が上がらない、とお母さんの愚痴まで聞こえてきそうです。
これは、勉強におけるメリハリのつけ方が違っているということでしょう。
気付かずに、だらだらやっている勉強は、集中力も低下し、時間をかけてもなかなか伸びていかない。
オンとオフの切り替えを上手にできる子は、伸びていく可能性が高いようです。
まとめると
できる子、伸びていく子は、勉強するときにもメリハリをつけるのが上手。メリハリがあるから、集中力も発揮しやすい。
だから、短時間にたくさんのことが吸収できる。授業で先生が話す大切なことも頭に残りやすい。
あんなに時間をかけてやっているのに、成績が改善しないという場合は、こういったことを見直すのもいいかもしれません。
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