
入試まで50日を切ってしまったら!
入試まで2か月を切ってしまったら何に重点を置いて勉強すればいいのでしょう。
この時期、ほぼ志望校も決まって、あとは、ひたすら目の前に迫った入試に向けてカリカリやり続けるしかありません。まずは、目の前のことひとつひとつに集中すること。これが大切です。
ところが、親としては、やり残した、あれもこれもまだやっていない、不安がいっぱいだと思います。
でも、ここまできたら、あとはわが子を信じて、しっかり見守ってあげましょう。
この時期に親がやってはいけないこと
1 志望校をころころ変える
この時期に一番やってはいけないことは、志望校をころころ変更すること。
親が不安に思えば、子供も不安になります。
親が迷えば子供も迷います。
そして、その迷いが合格への道を阻むことはよくあるのです。
ですから、先に書いたように、腹を括って見守ってあげてください。
2 子供を言葉で追い込むこと
次にダメなことは、いらない忠告、というか、いらないダメ出し。
過去問に取り組んで、合格最低点に足りないとき、昔のことを持ち出して
「ほら、ちゃんとやってこなかったツケがまわってきたのよ」
とか、
できないわが子を責める言葉をかける、というか、罵る言葉。
今さら言っても仕方ない。
今から親ができることは?
一緒に考え、一緒に進んであげること
今、ここから、何をどうすべきか、一緒に考えてアドバイスしてあげましょう。
やらないといけない、入試に向けての気持ちもどんどん上向いてきた、というのがこの時期の6年生。
ですが、その気持ちが空回りしだすのもこの時期の特徴です。
見守り隊の親ですが、少しアドバイスしてあげてもいいでしょう。
優先順位、効率のいいやり方などなど。
押し付けるのではなく、あくまで提案という形で。
子どもを信じること
そして、一番大切なことは、子供を信じること。
まだまだ力がつくと信じてあげること。
最後のがんばりで、合格は難しいだろうという子が、見事逆転で勝利を収めることもあるのです。
塾の指導には全面的に従う?
決して子供に無理強いをしない
親としては、苦手な部分に力を注がせたい、だけど、塾からの課題に追われてさせる時間が取れない。
「そのテーマ、うちの子できてるから、それに時間取らせないで!」
なんて思うことも増えてきます。
ですが、親が勝手に判断して、塾の課題は後回しでいいから、先にあなたの苦手なテーマのこれとこれをやりなさい、などと指示してはいけません。
子供にしてみたら、今まで信じてついてきた塾の先生を否定されるのは、その子のやる気をそぐ場合もあります。
塾の担当の先生に相談してください
また、塾の課題とは別に、親の言う通り、あれもやり、これもやりとなると、塾の課題が後回しになります。
塾の課題はやっていかないと塾の先生に責められるので、子供は塾の課題もこなそうとします。ですが、こんな状況では、どれも中途半端になってしまう可能性もあります。
お父さん、お母さん、迷わず塾に行って、担当の先生と話し合う時間を取ってください。
今の時期、先生方もお忙しいのに、などと遠慮する必要はありません。
(遠慮する必要はありませんが、あくまでも下から、「相談」という形でお願いします。)
子供に残された時間をいかに有効に使えるか、これが合否を分けるかもしれません。
親にとっても悔いが残らないようにすることは、大事です。
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