2017年度東大寺学園入試結果からうかがえること。
2017年度東大寺学園入試結果
学校のサイトで公表されています。
入試結果概要
受験者数など
- 出願者数 947名
- 受験者数 894名
- 合格者数 364名
受験者平均
- 国語 59.4点
- 算数 53.4点
- 理科 65.2点
- 社会 72.2点
- 合計平均点 246.7点
学校が公表していない合格最低点は?
合格最低点 255点ぐらい(学校非公表)
3科受験生の成績は、3科合計×4/3,4科受験生は、国・算・理の合計×4/3または4科合計のいい方での判定なので、合計の平均はここから取ったのでしょうかね。
社会を取った方が有利?
毎年話題になることですが、算・国・理の3科受験者より、社会も含めた4科受験者の方が有利ではないか、というもの。
毎年毎年この議論が続けられていますよね。
今年も単純に平均点で比べたら、
3科受験の場合
(59.4+53.4+65.2)×4/3=237.3点
4科受験の場合
59.4+53.4+65.2+72.2=250.2点
この結果を見て、
理科と社会の平均点の差がこんなに大きくなるのはけしからん!
とか、
学校は受験生のことをもっと考えて理科と社会の出題をしてほしい、
とかおっしゃる方がいるのですが、管理人の考えは違います。
学校がどんな生徒が欲しいか、どんな生徒を入学させたいと考えているかはその学校の考えではないでしょうか?
どういう子が欲しいか学校のスタンスとして方向を決められるのが私学のいいところです。
そして、どうしてもその学校に入学したければ、そのための対策を考えればいいだけの話です。
東大寺の場合、社会を選択した方が有利だということは前から分かっていることです。
ですから、第一志望校が東大寺だというご家庭は当然その対策をするはずですし、それでいいのではないでしょうか。
ところで、2017年度入試も東大寺や洛南の結果を待って、ほぼ終了しました。国立の附属校はまだですが、ぼちぼち大手の進学塾の合格実績が発表されますね。
しばらく、入試結果から目が離せません。