「小学校の低学年までは、通信教育」という選択は?

評判がいい通信教育とは

教育情報サイト「リセマム」が、通信教育の顧客満足度調査を実施して、「イード・アワード2014 通信教育」を発表しました。

最優秀賞は?

幼児部門幼児ポピー「ポピっこ」小学生部門「Z会 小学生コース」、中学生部門「Z会 高校受験コース」、中高一貫生部門「Z会 中高一貫コース」、高校生・大学受験生部門「Z会(大学受験生向けコース/高1・高2生向けコース)」。

さらに、今回新たに設置された「小学生 タブレット部門」では、ベネッセの「チャレンジタッチ」が最優秀賞という結果でした。継続のしやすさと子どものお気に入り度で、タブレットを活用したサービスは満足度が高いようです。

中学受験に向いているか

それでは、中学受験に向けての準備という観点から、幼児部門の幼児ポピー「ポピっこ」と、小学生部門の「Z会 小学生コース」を見ていきましょう。

幼児ポピー「ポピっこ」

効果の満足度、学費の満足度、継続のしやすさでそれぞれの部門賞も受賞しています。

このポピっこ、何がいいのでしょうか?

「親子のふれあいを通じ、ふだんの生活から、いろいろなことを学ぶきっかけ作りを応援、知的な部分だけでなく、心や意欲、体の動きも統括する「脳」をバランスよく育てることによって、学習に適した土台を培う」ことを目標にして教材が作られているということです。

中学受験をする、しないに拘わらず、学習の土台を育てるということは非常に大切な要素です。

よく、幼児用の学習教材で、フラッシュカードに見られる、「反射」を育てるタイプのものや、大量に問題をこなす、あるいは単なる先取り学習を取り入れているものも散見されるのですが、実際、こういった「訓練」で、どれだけ将来伸びる芽を育てられるのかは疑問と言わざるを得ません。

将来伸びる芽を育てること、将来の勉強の土台を作っていくこと、学ぶことに対する興味や知的好奇心を育てること。

これらが十分育った子供は、小学校で伸びていくのは間違いありません。中学受験を考えたとき、土台にここに書かれた力が備わっている子は強い、それは間違いないでしょう。

「ポピっこ」教材は?

その「ポピっこ」の教材は、2歳児から年長まで。

発育段階に応じて、4段階に分かれています。

2、3才児用の「ももちゃん」、3、4歳年少用の「きいどり」、4、5歳年中用の「あかどり」、5、6歳年長用の「あおどり」です。

気になるお値段は、1か月あたり980円。まずは無料のお試し教材を頼んでみるといいですね。

詳しい教材内容などは、月刊教材ポピー のサイトの「ポピっこ」のページをぜひご覧ください。

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他の部門受賞は、教材の質ナンバーワンの「Z会 幼児コース」、子供のお気に入り度ナンバーワンの「こどもちゃれんじ」でした。

Z会 小学生コース

効果の満足度、教材の質、添削の質の部門賞にも輝いたのは、Z会 小学生コースです。

⇒詳しくはこちら(Z会の通信教育 小学生コース

大学受験の通信添削で培った力を、Z会は教材作成に生かしてきました。

高校生用、中学生用と教材の範囲を増やしてきて、満を持して始めたのがこの「Z会小学生コース」です。

様々な受験を知り尽くしたZ会ですから、その教材や添削の質の高さには定評があります。

小学校1年と2年は、親子での学びをとおして、勉強の楽しさや「できた」という達成感を味わいながら知性と感性をはぐくんでいくという設定になっています。

そして、小学校3年からは、「教科書+α」の力を身に着けるスタンダードコースと、「中学受験を目指す」力を身に着けるハイレベルコースの2本立てになっています。

ハイレベルコースの内容は、基本のものから非常に高度なものまで網羅されています。

中学受験を考えるとしても、小学校の3年までは、このZ会の通信教育をきちっと進めておけば心配はいらないはずです。

5年や6年では、実際の難関中学の入試問題もどんどん取り入れられていますが、ただ難しい問題を羅列しているというわけではなく、段階を踏んで、きちんと力がつくように設定されています。

また、1教科から受講できるようになっていますから、他の習い事との併用も十分可能です。

5年や6年で進学塾に通うようになってからも、例えばZ会では算数だけ受講して、応用力を磨くという使い方もできますね。

さらに、6年生には、受験重点演習という講座が開かれます。受験のプロの先生が重要事項を丁寧に解説してくれる講座です。

日頃の学習で疑問に思っている部分の解消にも役立ちます。

こちらのZ会の通信教育 小学生コースのサイトを確認してみてください。

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通信教育の長所・短所

長所

➤ 気軽に始められること。

➤ 費用がリーズナブル。

➤ 通塾に時間を取られない。

➤ 自分のペースで進められる。

短所

➤ 自分一人ではなかなか続かないこと。

➤ お母さんやお父さんの手が必要

塾であれば、決まった時間に行ってさえいれば、とりあえずは勉強は進みます。ですが、通信教育は、自分でつづける努力をしないことにはどうしようもありません。

上手な使い方は?

➤ 遊びの続きでお勉強

子供がまだ幼児であれば、おうちでお母さんと一緒に、遊びの続きでお勉強ということも可能です。

➤ お母さんの家事のそばで進める

だんだん慣れてきて、年長さんともなれば、お母さんが家事をするそばで、教材を進めていくということもできますね。むしろ、お母さんと一緒にこなしていって欲しいというのが「ポピっこ」です。

➤ 学年が上がったら「指示とチェック」を上手に使う

逆に、小学校5年や6年になっても、常にお母さんがそばにいないと勉強ができない、一緒でないと勉強できない、というのは問題ありな気がします。

ですから、この年代の子に対しては、お母さんのすることは2つ。指示とチェックです。

Z会という素晴らしい教材を、存分に活用できたら、子供の実力もメキメキ!のはず。なんですが…

※ イード・アワードというのは、「エンドユーザーに対するリサーチによって得られた顧客満足度により、各メディアに関連したサービスへと送られる、イードからの特別な賞」ということです。(株式会社イードについては、こちらをご覧ください。)

通信教育を受講している幼児・小学生・中学生・高校生・大学受験生のお子さんをもつ保護者を対象に、2014年10月27日より2014年11月8日までの期間、インターネットで実施し、3,481の有効回答を得ました。
設問では「総合満足度」のほか、「効果の満足度」「学費の満足度」「教材の質」「継続のしやすさ」、さらに小学生以下では「子どものお気に入り度」、小学生以上では「添削の質」、中学生以上では「受験情報の充実度」の各部門について、5段階で評価いただきました。」(イード・アワード > 通信教育)

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