小6 受験直前期の過ごし方1

入試まで60日を切りました。

この時期から入試までの期間を2期に分けて、その過ごし方を考えましょう。

今回は、12月の冬休み直前までの、およそ1か月です。

過去問演習と弱点補強

既に、過去問演習はかなり進んでいるものと思います。

これを冬休み直前までは、コンスタントに続けましょう。

第1志望校については、過去5年分を少なくとも2回まわします。

併願校については、2年分ぐらいに目を通しておくといいでしょう。

そして、肝心なのはここからです。

間違えた問題、解けなかった問題を間違い直ししておくことは当然。

親としては、何点取れたということ以上に、間違えている傾向をきちんと把握しておきましょう

例えば、理科の問題で、知識はあるはずなのに動物や植物分野が取れていない場合、問題文をきちんと読めていない可能性があります。

自分の知識を問題を解くために生かし切れていないということです。きちんと問題文を読み取って、自分の知識を使う練習もしておかないといけません。

また、知識があやふやで最後の絞り込みができない場合、知識を一つ一つきちんと確認するための勉強をしておきましょう。
  

理科や社会の暗記事項の優先

この時期、算数や国語に時間を取られ過ぎるのは問題です。

算数や国語は、勉強した結果がすぐに成績に反映されるわけではありません。

ですから、学習計画としては、まず、理科や社会の暗記事項、国語なら語彙に絞ってしっかり取り組んでおきましょう。

そのうえで、過去問や問題演習を通じて、知識を生かす方法を身に着けていきます。
  

算数・国語は総合演習から得点力アップ

もちろん、算数や国語は何もしないでいいわけではありません。

過去問など、問題演習を進めながら、間違い直し優先でやっていくのがいいでしょう。

この時期、まだ単元にこだわって、単元の勉強を順に進める勉強よりは、弱点がはっきりしている単元に絞り込んで、そこを徹底的に、短時間でやりきるという姿勢が必要でしょう。

(塾によっては、受験の直前まで単元ごとのカリキュラムを組んでいるところもありますが、単元別に進めるより、むしろ総合演習を通じて、苦手な単元の絞り込みを行い、その部分を重点的にやっていくようにした方が、時間も有効に使えますし、得点力もついていきます。)

大阪星光など、過去20年分の入試問題が入手できるところでは、ぜひそれに取り組んでおきましょう。
  

そうはいっても、国語が苦手な男子受験生は

算数も理科も社会も人並み以上の点が取れるのに、国語を後回しにしてきたツケで、ここにきてようやく「国語を何とかしないと…」と思う男子受験生も結構います。

とはいえ、先に書いたように、今更国語を頑張ろうとしても、空回りするだけ時間の無駄。その時間を理科や社会の暗記物に回したり、算数の問題を1問でも多く解きなおしたりする方が、よほど効果的です。

でも、国語が壊滅的…

このままでは第1志望校の合格が覚束ない。何とかならないものか…

多くの学校で、国語は算数とならんで、配点が大きくなっています。

ですから、少なくとも「足を引っ張らない程度」には点数を取ってほしいもの。

実は、国語が苦手な男子受験生に共通するのは、「読んでいないこと」なのだそうです

いやいや、うちの子、読んでいると思うのだけど…と思ったお母さん、本当に読んでいるでしょうか。お子様の解いた問題文を見てください。
書き込みはありますか?
キーワードに傍線を引いていますか?
登場人物に印をつけていますか?
心情を表す表現にチェックがありますか?
・・・
まっさらさらで何も印がない、というのは「読んでいない」とみなしてください。

逆に、傍線ばかりで本文が真っ黒…というのもダメです。

ここをきちんと指導し、できるようになれば、点数は大きく改善される可能性があります。たとえ入試まで2か月しかなくても、です。

一度試してみてください。

スカイプ個別指導でも、国語苦手男子の、直前期の指導は行います。

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