東ロボくん続報 模試で「合格A判定」英語得点アップ

東京大学の入試合格を目指している人工知能(AI)「東ロボくん」が、大学入試センター試験の英語模擬試験で、受験者の平均点を超えたと、国立情報学研究所などが30日、発表した。
他の教科はいずれも平均点前後の成績で、全体では私立大の約8割と国公立大4校で、「合格可能性が80%以上」のA判定になったという。
人工知能による挑戦は2年目で、大手予備校「代々木ゼミナール」が作成した模擬試験を受けた。その結果、昨年は英語が200点満点中52点(偏差値41)にとどまった。今年は、会話文を完成させる問題などで得点を伸ばし、受験者の平均点(93・1点)を超える95点(偏差値50・5)を獲得した。
英語は、会話文の理解など人工知能が最も苦手とする分野だが、高度な言語処理技術を用い、得点アップにつなげたという。
人工知能は、2016年度までに同センター試験で高得点をあげ、21年度までに東大合格を目指している。新井紀子・同研究所教授は「東大合格まで道のりは遠いが、普通の高校3年生並みの成績に到達したのは感慨深い」と話している。 詳しい結果は11月2日の成果報告会で発表される。2014年10月31日読売新聞

とうとう近づいてきました、東大が…(*_*)

tourobokun3

前回の記事で、

「世界史や日本史が比較的得意で、英語や国語は苦手。国語では漢字は全問正解。さすがに文章読解は苦手なようで、正答率68%の、小説中の「表情が固い」という表現の解釈では、「文脈を捉えた理解ができていない」と講評されたそうです。また、英語の発音やアクセントの知識はさすがに良好。ですが、対話文の問題では全滅。マシーンなだけあって、心情や対人関係は苦手なようです。」

と書きました。

1年間で、英語が得意教科になった。さすがです。しかも、苦手な対話文で得点を伸ばしたとはなおさらですね。

ひょっとしたら、本当に21年度までに東大合格の実力を身に着けるかもしれないと思うと、楽しみです。

ところで、ロボットでも、人工知能でも、作っているのは人間であり、人間の知性です。

難関中学を目指してがんばっている小学生諸君の中からも、こういった夢のある仕事を目指す人が大勢出てきてほしい、そう思いながら記事を読んだのでした。

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