本の読み聞かせで頭脳の発達を促す!

頭の良い子を育てるのには、本の読み聞かせが大事

2015 年 7 月 16 日付のウォールストリートジャーナルで、こんな内容の記事が掲載されていました。

頭の良い子を育てるのには、本の読み聞かせが大事

この中で筆者は

良い本と一緒に子どもと横になることは、家庭生活において最も人に教養をもたらす慣行であり、仲間意識を育み、仲間にしか分からないジョークや共通の文化的理解を共有する、魔法のような手段でもある。

と述べる。

単に「勉強のできる子」というとらえ方ではなく、教養を育むこと、文化的素養を身につけることこそが、人が人として成長するために重要で、その入り口を与えるのが、親による子供への読み聞かせだというのです。

そして最後に次のような言葉で締めくくっています。

物語を聞いて楽しいと思うのは、小さな子どもだけではない。文章が素晴らしければ、ティーンエージャーさえ(そして夫)も耳を傾ける。だから、子どもが自分で本を読めるようになったら、読み聞かせをやめてしまう親が多いことが残念に思えてならない。読み聞かせは大きな玄関口で、それ自体で美しいが、より広大な文学の世界の入り口でもある。物語を聞くことで物語を好きになることを知った子どもは、自分が読むためにより洗練された文学を求めるようになることはよく知られている。

管理人もまた、筆者の意見に賛成で、字が読めるようになったから読み聞かせをやめるのではなく、少なくとも小学校の5年や6年までは続けるべきだと思っています。(「天才児」を育てたお母さんに共通する育て方とは?

本が好きな子は強い

本が好きな子は強い

中学受験に関して、読み聞かせの利点を何点か

  • 自分で読むよりたくさん読めます。
  • 多少言葉が分からなくても、お話はどんどん進むので、自分で前後の流れから意味を類推しやすい。お母さん(お父さん)に「今の言葉は何?」と直ちに尋ねることもできます。
  • 何より聞くことに集中できるので、頭の中で自由に場面を描いたり、登場人物の性格付けを行ったりできます。
  • 物語文じゃなくても、話に入っていきやすいし、興味を持ちやすい。

ついでに、読書後、家庭の中で、読んでもらった本の内容につき、ディスカッションもできます。このとき、ひょっとしたら、子供は内容を取り違えて理解しているかもしれないことが発覚します。そしてそれは直ちに修正できます。

もちろん、受験に関して言うと、独力で読解や個々の意味の読み取り、漢字の書き取りなどの作業ができるようになっておかないと問題は解けません。

ですが、読み聞かせで読書することのバックボーンのできている子は、吸収が早く、始めるのが多少遅くても、結局はめきめき力をつけていくのです。

教養も育まれ、文化的素養も身につき、しかも、受験勉強に役立つ。

いいこと尽くめではありませんか。

どんな本を選んだらいいのか

成長過程で変わってきますが、読み聞かせは基本的に、該当学年+2~3で考えるといいのではないでしょうか。

我が家では、子供たちが小学生のころ、「窓際のとっとちゃん」や「五体不満足」など、大人が読むことが前提の、それでいて子供にも十分理解できる内容の本を読み聞かせしていました。

上の子が5年、下の子が2年のころです。その下の子でも、読み聞かせだと十分理解できていたようです。

内容は何でもいいので、まずは子供が興味を持つ分野からで、わざわざ買わなくても地域の図書館で一緒に探してきてもいいのです。

これを続けると、そのうち子供が自分の「座右の書」を見つけるかもしれないし、そうなったらその本は購入してプレゼントしてあげるといいでしょう。

(我が家でも、そうやって購入した本を、子供はボロボロになるまで読んでいました。)

中学受験成功する子に育つに戻る

記事が気に入ったら「いいね」してください!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください