夏期講習を最大限に生かす4つのポイント(特に6年生)

夏期講習を上手に乗り切ろう

長いようで短い夏休み、夏期講習の利用の仕方いかんで、9月からの成績に大きな差が出てしまいます。

特に6年生にとっては、受験校を決定していく9月以降の成績は、まさに死命を制するもの。

今回は、こんなにも大切な夏期の勉強方法を、大手塾の夏期講習を受講するという前提でお話しします。

関西の大手進学塾での夏期講習の一矢の仕方には、およそ次の3通りがあります。

① 夏期講習(復習)+平常授業のスタイル

② 夏期講習(復習)オンリーのスタイル

③ 平常授業の回数を増やすスタイル

今回は、特に①のスタイルについて書いてみます。

夏期講習(復習)+平常授業のスタイル (浜学園など)

このスタイルをとる塾の代表は浜学園です。

夏期講習と並行して平常の授業もありますから、塾生はその両方をコンスタントにこなしていかないといけません。

夏期講習機関の時間管理

この場合、キーになる最大のポイントは「時間」の管理です。

平常の授業の宿題をこなす時間、夏期講習の授業の宿題をこなす時間、さらに日特や最レを選択している場合は、その課題をこなす時間。

これらを上手に管理できるかどうか、これが一つ目のポイントでしょう。

ア 簡単なタイムテーブルを作成し、どの宿題をどのタイミングでやっていくか、どれぐらい時間をかけるべきかを決める

夏期講習機関の進捗状況の把握

また、やるべきことがたくさんあるので、どれが終わったか、終わっていないかをチェックしていかないと、親も子も全体像がつかめなくなってしまいます。

宿題に関して、問題を解く→丸つけをする→間違い直しをする

テストの間違い直しをする

漢字や理科、社会の暗記をする(塾でのチェックテストに向けて)

こういったことの進捗状況をつかむための、簡単なチェックシートを作っておくことをお勧めします。

イ チェックシートを準備し、進捗状況を管理する

じっくり考える時間の確保

このスタイルをとる塾の欠点は、課題に追われ過ぎて、とにかくノートを埋めていけばいい、となってしまうことです。

ひとつひとつの事柄を、機械的にこなしてしまうようになるので、うまくペースをつかんでいる人はいいのですが、そうでない子にとっては、深く考えるという部分が抜けてしまいがちです。

こういった弊害を避けるようにしていくことも、非常に重要でしょう。

そこで、子供の力に応じてでいいので、先に挙げたタイムテーブルの中に、「じっくり考えるための時間」を取っておくことも役に立ちます。

生徒の力によっては、与えられた課題すべてを均等にこなしていくことが難しい場合も出てきます。この場合、問題を取捨選択して、少し数を絞り、きちんと考えてさせていくという方法が役立つこともあります。

例えば、テキストのAレベルの問題は完璧に仕上げる→Bレベルの問題は自力でできる半分は完璧にさせ、残りの半分をじっくり考えさせる→Cレベルの問題は手を付けない

こういった割り切りも重要なことです。

大切なことは、できることを一つずつ確実に増やしていくことです。

ウ じっくり考えるための時間を用意する

気分転換も受験に向けての重要な要素

4つ目のポイントは、気分転換。

親が子供にしてやらないといけない最重要なこと、それは子供の健康管理と生活管理です。

規則的な生活ができるように、起床時間と睡眠時間を管理します。

食生活の管理も重要。特に6年生だと、机に向かってばかりいることになりますから、カロリーの取り過ぎは厳禁。かといって、糖分を摂取しないと、肝心の脳に養分が回りません。

食欲が落ちることもあるでしょうし、毎日の献立を考えるのは大変ですが、頑張っている我が子のためです、力を入れてください。

塾に長時間拘束されると、塾で昼食、夕食の両方を取ることもあります。

最近の塾では、塾側がお弁当屋さんとかコンビニと契約し、子供の版ご飯の注文を受けるというところも増えているようですね。

個人的には、こういった至れり尽くせりのサービスよりも、夕飯の時間に親が子供のためにアツアツのお弁当を届けに来るという方が、親子の強いつながりを感じられていいのではないかと思う次第ですが、親がそこまで時間が取れないことも多いですから、ありがたいと言えばありがたいです。

蛇足ですが、昔、塾で働く同僚と、このお弁当に関して話をしたときに、同僚が「手作りのお弁当を食べている子の方が、成績いい子が多いね」と話し、私も妙に納得したことを思い出しました。

それはともかく、勉強漬けになっている子供には、たまに気分転換が必要です。

6年生で、そんなことする余裕がない、とお思いかもしれませんが、いえいえ、たまの休みに思いっきり遊ばせてあげることで、次にまた頑張るための充電ができます。

それに、楽しみがあれば頑張れるのは、大人も子供も同じでしょう。

エ 上手に気分転換して、気持ちをリフレッシュする

塾を上手に利用するにもどる

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