浜学園の最レ算数は受講した方がいい?

浜学園の最高レベル特訓算数は、受講した方がいいのでしょうか?

浜学園 最レ算数の実際

現在小4の保護者からのご相談がありました。

資格はあるので、申し込めば受講は可能。でも、わが子を見ていると、ついていけるか心配で・・・というものです。

この場合、志望校と、子供の様子によって判断することになります。

男子で、灘、東大寺、洛南、甲陽などの難関校を考えている場合は、できれば受講すべきです。

女子でも、洛南が第一志望の場合は必修。ほか、神戸女学院、西大和の女子コース、四天王寺の医志コースを目指している場合は受講が望ましい気がします。

ただ、4年でも5年でもそうですが、最レ算数は、基本的に「先取り」

平常の授業でやっていないことを、どんどん解いていくことになります。

ですから、フォローなど、お家でのフォローは覚悟しておかないといけません。

実際には、ご家庭でのフォローのほか、家庭教師や個別塾など、併用されている方も多いようです。

遅れずについていくためには、本人のかなりの努力も要求されます(これは当然ですが・・・)。

最レを選択せず難関校受験は難しい?

それでは最レなしに難関校受験は難しいのでしょうか?

実は、これは当然のことですが、平常の授業でも、入試に必要な最低限のことは勉強します。

ただ、以下に書くような問題点はあります。

1 最レを受講していることが前提で授業が進む

上位のクラスになると、担当講師は「これ、最レでやったね」という感じで、説明を省略してどんどん進んでしまい、最レを受講していない子には、何をやっているかわからなくなることがある。

周りの子も「これ、習った」というノリなので、質問もしづらい。

2 平常のテキストでは難度の高いことは簡単にしか出てこない

進学塾はどこでも同じ悩みを持っています。

塾に通ってくる層は、最難関を狙える子から、そうでない子まで幅広く、そのすべてに対応するテキストを作るのは困難。

全てのクラスに共通した内容のテキストを作ろうとすると、中身が薄くならざるを得ないということです。

もちろん、基本レベル、応用レベル、発展レベルの3段階には分かれていますが、最難関対策として特に重要だという部分に特化して、ということが難しいので、触れていてもほんの少しずつ。あとは、最レやコース別のテキストで、ということになります。

こういったことを解消しつつ、最レを受講しないで最難関を受験していくのは、かなり難しい気がします。

ですから、家庭教師や、信頼できる個別指導(学生バイトでは厳しい)に頼らざるを得ないということになってしまうのです。

解決策はあるのでしょうか?

それでは、最レを受講しないで最難関を狙っていく解決策はあるでしょうか?

実は、中学受験の算数は、内容面から言うと5年までの事柄をきちんと身に着けておけば、6年でそれを自由に使いこなす練習を積んでいけば、ほぼ十分解いていけるのです。

・基本を押さえる

・基本を使いこなす練習をする

ベースがしっかりしていて、それを使って自分の頭で考える訓練をしていくことで、かなりの難問まで対応可能になります。

ですから、浜学園に通っていて、最レを受講せず最難関を目指したい場合は、5年の内容を、平常のテキストを隅から隅まできちっと仕上げることに重点を置いて勉強するといいでしょう。(問題演習する際、自分の頭を使ってしっかり考える訓練をやっておくことです。)

次のことも大切です。

所属しているクラスのことはあまり考えないようにすること。

目先の復習テストで点を取るために、何回も問題を解きなおす(下手をすると、覚える算数に陥る)やりかたは、百害あって一利なし、です。

大切なのは、一つ一つの項目をきちんと理解して進めたかどうか、ですから、その辺のことを勘違いしないようにしてください。

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