入塾後に「しまった」と思う4つのマイナス点

1 クラスが上がらない、成績が上がらない

・言われたとおりにやっている、課題をこつこつ消化している、それなのに成績が上がらない、クラスも上がらない。

・進度が速くて、やってもやっても追いつかない。常に宿題に追われているだけで、勉強が身についていない。

こういったときに具体的に塾がどう対処してくれるのでしょう。

あらかじめ塾の方針を確認しておきたいですね。

2 担当者が面倒を見てくれない

・うちの子だけ見てほしいとは言わないけど、もっと目をかけてほしい。

・できていなかったら、理解できるまでさせてほしい。

・呼び出しでも何でもして、成績を上げてほしい。

・塾に行っているだけ。声掛けもしてもらっている様子がない。

十分理解できていないまま授業だけどんどん進み、分からないことが日を追って増えてくる。

何のために塾に入れているのかわからなくなってくることもあります。

こういった場合、塾にどこまで頼っていいのか、果たして頼れるのかは、塾側に説明を受けるだけでは不十分です。

お目当ての塾に実際に子供を預けていた保護者の意見を聞いておきたいところです。

3 拘束時間がやたら長い

・休みの日は朝9時に教室に入ったら、夜7時まで拘束されて、他のことができない。

・塾にいる時間はやたら長いのに、成績が上がる気配がない。

・苦手なところをもっと家でさせたいのに、そんな時間が全く取れない。

塾での拘束時間の長い・短いは、ある程度事前に聞き出せます。

説明会などで、できるだけ具体的な状況とともに話を聞いておくべきです。

また、この件に関しても、実際に子供を預けていた保護者の意見を参考にしましょう。

4 説明会や校舎の責任者、担当の先生との話と現実が違う

・もっと分かるまで面倒を見るという話だったのに。

・志望校に合格できるように面倒を見ます、と言ってたのは嘘なのか?

説明会では、「できるだけ塾のいいところを話す。マイナスになることにはできるだけ触れない」。これが塾の論理です。

ですから、話された内容を鵜呑みにしてはいけません。

塾のやり方はわが子に合っている?

さて、塾の特徴を知らないと、ここに挙げたような多くのマイナスポイントが出てきます。

塾にどこまで任せられるのか、任せてしまっていいものか、それとも親がかなりバックアップしないといけないのか。

これは、親がわが子を塾に入れる前に、できるだけ具体的に知っておかないといけないポイントです。

もちろん、担当した先生の個々の力量に負う部分も大きいのですが、塾の方針として「どういう方向で指導していくのか」は必ず確認しておかないといけないでしょう。

たとえば、拘束時間が長いと予めわかっている塾に入れたとき、小6の後半に「もっと弱点補強をしたい」と考えてもうまく時間がやりくりできずイライラするのは目に見えています。

逆に、塾での面倒見がそれほどではない塾に、塾だけで何とかしてほしいと期待するのも難しいのです。

また、質問がしやすいかどうか、子供が担当の先生にアドバイスしてもらいやすいかどうか、いろいろとチェックポイントはあるものです。

それぞれの塾の事情と実情

浜学園

一人一人の面倒見は期待できない。

拘束時間も長くない。

基本的に「家庭でフォローする」タイプの塾です。

希学園

一人一人の面倒見はそれなりに期待できる。

拘束時間はやたら長い。ただ、自習時間にほとんど進まずに帰ってくることも多い様子。

基本的に「塾ですべてさせる」タイプの塾です。

日能研

一人一人の面倒見はそれなりに期待できる。

拘束時間はそれほど長くない。

基本的に「塾で面倒見る」タイプの塾です。

ただ、担当者次第という面も大きい。

馬淵教室

一人一人の面倒見はそれなりに期待できる。

拘束時間はそれほど長くない。

基本的に「塾で面倒見る」タイプの塾ですが、すべてを期待してはいけない。

担当者次第という面は大いにあるが、新人とベテランしかいない印象。

能開センター

一人一人の面倒見はそれなりに期待できる。

拘束時間はかなり長くなることも。

基本的に「塾で面倒見る」タイプの塾ですが、すべてを期待してはいけない。

担当者次第という面が大きい。

まとめ

入塾前に、その塾の進め方、拘束時間、宿題の量や自習のやりやすさなど、きちんと確認しておくこと。

塾の責任者にできるだけ具体的な話を聞き出すことも大切ですが、それ以上にその塾の卒塾生の保護者の話が役立つことも多いもの。

十分調べて、納得できるところを選んでほしいと思います。

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中学受験に成功するための進学塾の選び方

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